「飛行機に乗ることは恥ずかしい事である!」と唱える若者がヨーロッパ全土で増えているのです。
その理由は「地球の温暖化を自分たちから防いでいこう」という動きのようです。
とくにスウェーデンでは「飛ぶのは恥」を意味する新語まで誕生しました。
フリーグスキャム(flygskam)という言葉です。
スウェーデンはヨーロッパでも、環境についてはとっても意識が高い国民性だと言われています。
もちろん、飛行機に乗ることが減れば、温暖化を防げるかといったら、それはどうなんだろうと言う専門家もいます。
しかし、CO2計算ツールによれば、鉄道移動に変えることで80%のCO2削減が可能ということが分かるのです。
飛行機で移動すれば2時間で着けるような距離を、鉄道を乗り継ぎ30時間以上をかけて移動する若者たち。
ヨーロッパ圏内には多くのLCCがあり、20ドルぐらいでヨーロッパ間の移動が出来るようになっています。
1回で排出される1人あたりの排気ガスは、確かに1年間色々なところで一家が地球のことを考えた生活をした分ぐらいが帳消しになるという点に気づいて動揺した結果の動きなのだそうです。
↑ 地球のことを考えながら乗る機会もなかったのが現実ですが…
その発端となったのは、スウェーデンの16歳の若き環境活動家だという事なので、日本ではまだまだ環境に対する危機意識の差は大きいなと感じます。
欧州の航空会社ですら、その動きに着目し、増税することで鉄道の整備にその税金を回して行こうという動きもあります。
KLMオランダ航空でも「責任ある飛行機利用を考えましょう」という呼びかけを広告でしています。
スカンジナビア航空でも、免税店の車内販売を取りやめ、積荷を軽くすることで燃料の向上を目指すといいます。
私たちの住む日本は島国でもあるので、飛行機での移動によって出張や旅行をするしかないような状況です。
最悪は「飛行機での旅行を控えよ!」となるのかもしれませんが、日本人にとっては「海外に行ってはいけない!」ということと同じになってしまいます。
- 飛行機の積荷量に応じてに関税をかける
- 1人当たりの飛行時間に制限を設ける
- LCCに見られるような格安料金を廃止する
そのような動きも加速されていくかもしれませんが、「海外旅行ができない!」なんてことにはならないように祈ってしまいます。
温暖化を抑制するために、
- 飛行機に乗らない
- 肉を食べる量を減らす
- 冷暖房の使用を控える
- ゴミを全て有料化する
などが良い事とはわかっていても、現代でそれを全て「はい!今からそうしましょう!」とは出来ないことは明らかです。
EU全体で飛行税を導入し、飛行機代が値上がりしたとしても、私たちが年に1~2回の渡欧ができるような状況が続いてくれればと思ったりします。
甘い考えかもしれませんが、私にとっては今や全ての原動力が「旅行」です。
子供たちが生きていき、そして孫の代まで温暖化の代償は永遠に引き継がれていくことも目に見えています。
海面が上昇し続ければ、島国は沈没してしまうのも理解しています。
↑ 鉄道旅行だって大好きです! 飛行機と同じぐらい好きなんです
1つを止めれば解決する問題ではないのが、「地球温暖化」の問題だと思います。
もちろん飛行機に乗らないことで解決もしないし、どれか1つを徹底的に排除したからといって解決は出来ません。
難しい議論ではなく、誰もがわかりやすく納得して動けることをどんどん実践していかなくてはいけないとも思います。
私が出来ることって何だろう…
- 荷物は最小限にする
- 欧州内の移動は鉄道にする
- ゴミなどのルールを守る
そんなことしか出来ないかもしれません。
だからこそ、世界規模で「地球温暖化」についての話し合いを進めていくことも急務ですね!( *´艸`)