ロンドンから電車だと1時間半、バスでも2時間半で行けちゃうバースという街があります。
バースはイギリスでただ一つの温泉リゾート地です。
私も訪れたことがあるのですが、温泉に浸かったわけではなく、駆け足で観光して終わってしまいました。
私が行ったのはかなり昔で、丁度チャールズ皇太子とダイアナ妃のご成婚後まもない頃だったと思います。
↑ 本当に美しい御姫様だったなぁ~
せめて一泊したかったかな~
古代ローマ時代に保養地として盛んだった頃の建物は今でも沢山残っており、町全体が世界遺産にもなっています。
ここは映画「テルマエ・ロマエ」の舞台にもなった場所で、あの濃い~阿部さんが出てきそうなお風呂を見ることができます。
日本では、静岡県の大滝温泉、群馬県の伊香保温泉、栃木県の那須温泉郷がロケ地だったようです。
ですが、なんといってもあの時代のお風呂は、まさにバースのお風呂だ!
と写真を見たら納得してもらえると思います。
↑ この緑色がとってもローマっぽいって思ってしまう…
バースは「Bath」という英語のお風呂からついた地名で、イギリス人も温泉に通いたければ「Bath」に住みたいって思ったのではないでしょうか。
バースの見どころは、
- ローマン・バス
- ロイヤル・クレセント
- バース寺院
- パルトニー橋
などがあります。
1.ローマン・バス
こちらはローマ時代の公衆浴場跡です。
遺跡が発見されたのは1880年のことです。
↑ ここでは温泉に入ることはできません!
ローマ帝国が撤退したあと廃墟のように廃れてしまったこのバースのお風呂を復活させたのはエリザベス1世と言われています。
中は博物館になっており入場料は16.50£(ポンド)で、女神ミネルバの像や源泉「キングス・バス」など見どころも沢山あります。
日本語のオーディオガイドも用意されていますので、ローマ時代からの歴史を聞きながら観光を楽しんでください。
2.ロイヤル・クレセント
世界で一番美しい集合住宅と言われているパラディオ様式で建てられた、三日月型の住宅です。
建物の右端には「No1.ロイヤル・クレセント」という博物館の入口があり、当時の貴族の暮らしを垣間見ることができます。
一部はホテルになっているので、泊まれたらそれも素晴らしい体験かもしれませんね!
入場料金は10.90£です。
↑ とっても綺麗な三日月型です
↑ ここにはホテルも博物館も入っています
家族割のようなものもありますのでホームページを見てください。
↓ ロイヤルクレセントのHPはこちら
3.バース寺院
この寺院はバースのシンボル的な存在です。
パーペンディキュラー様式の天井もすばらしく、こちらで使用されているバースで発掘される石・バースストーンで造られているので、黄色味がかった柔らかい色合いが特徴の寺院です。
ステンドグラスからの陽に照らされると黄金に輝くとも言われています。
是非外観だけでなく、中も入ってみてほしいです。
↑ 天へと昇って行く天使の彫刻も素晴らしいです
入館料は寄付になっていますが、4~5£ぐらい払うとベストだと聞きました。
4.バルトニー橋
こちらの橋はバースのエヴィオン川に架かっており、やはりバースストーンで出来ています。
橋の両側にはお店が立ち並んでおり、ショッピングも楽しめます。
イタリア・フィレンツェのアルノ橋を思い起こさせてくれます。
この橋が出来る前は、渡し舟が唯一の手段だったというのも不思議な感じがします。
ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」のロケ地にもなったと言われる橋です。
↑ 夜景も見て見たい3つのアーチが素敵な橋です
バースでお土産を探すなら、
やはり一番はバス・グッズだと思います。
ラベンダー入りのバスソープやバスウォーターなど色々揃っているので、とっても楽しい買い物になりますね。
紅茶やチョコも名店があるのでお薦めです。
もし、水着を持ってロンドンに行っていたなら、是非「サーメ・バース・スパ」で実際に温泉に浸かってみてください。
やっぱりこちらでも露天風呂は大人気のようです。
ロンドンまで行ったら、是非立ち寄ってほしいバースの街。
私は次回に行けたら、ここから電車で15分ぐらいの場所にあるブリストルまで足を伸ばし、バンクシーの壁画もいっぱい見てきたいなと思います。
ブリストルはバンクシーのホームタウンと言われている街なので、そこも興味津々です!
↓ バンクシーの壁画にマスク!のニュース記事についてはこちら
ロンドンは観光地としても見どころ一杯の都市なので、ちょっと長めにお休みが取れたら是非、バースまで、そしてブリストルまで足を伸ばして旅したいですね。
今はバースのどの観光名所もコロナの影響で閉鎖しています。
もう少しだと信じて、今はSTAY HOMEで頑張りましょう!!(#^^#)