1984年にアメリカ人女性で初めてスペースシャトルの船外活動を行った元宇宙飛行士が、今度は海底深くに潜ったといいます。
6月7日、マリアナ海溝の最深部に女性として初の成功を収めたのも同じ女性でした。
歴史的な偉業を2度も達成させるなんて、素晴らしい女性です!
彼女の名前はキャシー・サリバン。
なんと現在68歳ですが、女性では初のマリアナ海溝到達者です。(男性を含めると8人目となります)
彼女は2014~2017年には、NOAAの長官にも就任しています。
↑ 宇宙飛行士として宇宙遊泳を叶えたころのキャシー・サリバン氏
https://www.businessinsider.jp/post-214409 から引用させていただきました。
彼女はこうして、2度目の快挙を成し遂げました。
同行したのは元海軍将校で起業家のビクター・ベスコボ氏で、水深は約1万900メートルまで潜水しました。
深海探査用の潜水艇「Limiting Factor」に10時間も滞在し、最深部に1時間半ほど留まって撮影をしたのだそうです。
浮上するにも4時間かかるというところから深さ1万メートル越えの深海は相当遠いですね。
サリバンさんは宇宙飛行士になる前は地質学者として海洋学の研究もされていたというから素晴らしい経歴の持ち主です。
ベスコボ氏の方は何度かこの深海を探索しており、そこにはプラスチックゴミを発見したというのですから環境汚染の破壊力は凄まじいですね~( ;∀;)
そのゴミはどれ位の時間をかけて、深海までたどり着いたのでしょう。
海の生物がプラゴミを食べてしまって、絶滅するのではないかと言われていることからも、海底まで沈んでしまった方が生き物にとっては良いことなのかもしれません。
ミッションから戻った2人が最初にしたことは、国際宇宙ステーションにいる宇宙飛行士に電話をかけたことでした。
「再利用可能な宇宙探査機について情報交換をした」というのですから、「疲れて寝たい!」なんていう感想より、もっと重要な地球の未来について語ったということなんですよね。
私とは大違いです…( ;∀;)
↑ 今回のミッションに成功したキャシー氏とベスコボ氏
https://japanese.engadget.com/kathy-sullivan-challenger-deep-205003218.html から引用させていただきました。
海底の温度は0度ぐらいで、辺りは真っ暗。
それだけではあまり興味をそそられませんが、その水圧を知ってビックリしました。
なんと8トンもの水圧がかかるそうです。
8トンとはジェット機291台分です!
乗っていたのは、どれだけ頑丈な潜水艇なんでしょう!!
「Limiting Factor」はこんな海底に2度も行っているのです。
2度も成功したのはこの潜水艇だけだということからも、その頑丈さがわかりますね。
高価な潜水艇ではあっても、2度も使用に耐えたことは、もの凄いことなんだと思います。
↑ 通常の潜水艇はこんな感じですが…もっと凄いのだと思います
そして私が何より刺激を受けたのは彼女の挑戦した年齢です。
68歳なんて!私まだ10年もあるじゃん!
- 通勤だけで疲れたなんて言っていていいのか?
- まだまだ色々なことに挑戦できる年齢ではないのか?
はい、こんな風に自問自答しながらこの記事を書いています。
行きたいトコロ!!シリーズで書いた外国にだって2つ3つは行けるよね?
あとは旅費の工面との戦いに勝たねば!
自分でどうすることも出来ないコロナの影響なんてことも、この世にはあることを知りました。
- 行ける時には必ず後回しにせず行くこと!
- やれる時には何を置いてでもやりたいことをやること!
- 会える時には遠くにいる友人にも会っておくこと!
そんな風に俄然「やる気が出た!」ニュースでした。