日本では1881年に尋常小学校の唱歌として、「蛍」という題名で採用されました。
その後「卒業式」の定番として、「仰げば尊し」とともに歌われ続けてきたようです。
1881年の時の歌詞は全く違っていたのです。
「土筆」が出て来たり、「国のため」なんて言葉も出てくるんです。
ちょっとビックリですよね?
↑ 「蛍の光」このイメージが湧くのは日本人だけみたいです
最近めちゃくちゃこの「蛍の光」を耳にするんです!
そうです。お店の閉店の合図としての「蛍の光」です…(笑)
私の行動時間帯は、思いっきり夜型の人間なんで、周りの友人も夜型が多く一日の行動が全て後ろ倒しなんですよ!
早くから行動すればいいのに、何でも遅めになってしまうんです…( ゚Д゚)
コロナの関係で以前から閉店時間を知っていたはずのお店も、時間短縮をしちゃってる訳なんです。
最近では、「IKEAやニトリ」「デパート」「スーパー」と本当に色々なところで耳にしました。
そういった場所で聴くと、「えーーー!もうちょっと待って!レジ並んでるやん!!」って焦ってしまうので、とてもじゃないけど「良い曲だなぁ~」とは思えるほど余裕がないんです。
それでもテレビでレバノンのおばあさんが、爆風で壊れなかったピアノに座ってこの曲を弾いているのを聴くとやっぱり「いい曲じゃ~ん♪」となったりするから不思議です。
古い映画の中でも多く使われいます。
1950年の黒澤明監督の「醜聞」、1963年の古澤憲吾監督の「日本一の色男」、近年ではNHK連続テレビ小説「マッサン」など日本でも起用されてきました。
苦しい状況の中でこの曲を聴くと、本当にジーンとします。
しみじみ聴いちゃうと涙が出てきそうになるから、やっぱり名曲なんだと思います。
実はこの「蛍の光」の原曲はスコットランドの民謡だったんですね!
↑ スコットランド、エジンバラの街並み…歌が聴こえてきそう…
その民謡がアメリカに渡り、明治時代に日本に入ってきて歌詞がついたようです。
曲の題名も「Auld Lang Syne」といい、「蛍」は出てきません。
本来は4番まで歌詞があるのですが、最後の方は軍事的な内容になっているので、今はどこの国でも2番までが普通になっています。
日本では「別れの歌」というイメージがありますが、原曲では「旧友との出会いに感謝し、酒を酌み交わそう」という意味の歌詞になってます。
スコットランドでは新年を迎える際に、みんなで手をつないで輪になって歌うのです。
イメージが全く変わってきますね!
私が一番好きなShayleeさん編曲の英語バージョンの「Auld Lang Syne」です。
聴いてみてください。
なんとなく心が洗われるような感じがしませんか?
歌詞を貼ったりすると著作権の問題になりますので控えますが、英語バージョンの和訳もこのyoutube画像の下の方に出ているので是非読んでみてください。
旧友と酒を酌み交わしたい!
「コロナとは早くお別れしたいんじゃ~♪」
聴くときの自分の置かれたシチュエーションで、これほどまでに感じ方が変わる曲もめずらしいと思います。
苦境にいればいるほど、心に訴えかけてくるものがあります。
コロナ下の今、お店の閉店で聴くのは「ちょっと待ってよ~」となりますが、ちゃんと聴くと本当にいい曲・歌だと思います。
世界中で歌われているのが理解できる名曲ですね!