これって深刻に考えると怖いと思いませんか?
9年前の地震が起こった時間にも、まさに羽田や成田に着陸間近の飛行機が相当数あったことは予想できます。
前回の東日本大震災の時も両空港は一時的に閉鎖となりました。
その間、旅客機など86機が目的地変更を余儀なくされ、目的地変更を行わなくてはならなかったのです。
当時、山手通りをテクテク歩きながら頭上を見上げ、飛行機を見つけ「羽田はどうなってるんだろう」と思ったのを思い出します。
あの当時、真っ先に思ったのはもちろん家族の無事ですが、その他で思ったのが飛行機の着陸とディズニーランドのことでした"(-""-)"
私が何を考えつつ歩いていたかは、今ここで関係ないですね…(笑)
↑ 空港が閉鎖。ちょっと想像がつかないのですが…
この86機のうちの14機が「燃料がなくなりそうだ!!」という緊急事態に陥っていたのです。
- 乗客はどんな思いで窓から外を見ていたのでしょう。
- 空港の閉鎖についてはどんなアナウンスがされたのでしょう。
- 家族を想い、パニックになる人とかはいなかったのでしょうか。
当時は各航空会社が行先を取り合うかたちで、各地の空港と連絡を取り合って行先を決めたと言います。
「取り合う」というトコロが本当に怖い!
- 大手の航空会社が勝つのでしょうか??
- 格安LCCの会社はやっぱり負けるのでしょうか??
- 貨物を運んでいる飛行機が乗務員はいるものの最後なのでしょうか??
取り敢えず、着陸出来なかった飛行機は無かったので胸をなでおろしました…"(-""-)"
結果、中部国際空港や、米軍横田基地に着陸した飛行機もありました。
↑ 横田基地です。こんな軍用機の隣に旅客機が並んだのでしょうか…
実際より2時間も余計に飛んでいた飛行機もあったと言います。
この経験から、国が空港の被害状況や航空機の残燃料を一元的に把握し、他の空港へ目的地変更を指示できるシステムの運用を進めています。
南海トラフの巨大地震を想定して、このようなシステムを即運用できることは何より優先してほしい課題だと思います。
国土交通省のこの取り組みは是非とも、いつでも完璧な運用が出来るようにして置いてもらいたいと思います。
燃料不足で飛行機が墜落でもしたら、その被害は恐ろしい数に登りそうで怖くて試算もできるものではありませんね(>_<)
大型機と中型機が着陸できる空港は日本国内で23空港。
そのいずれに行けば良いのか、管制官が直接機長に伝えるという形になります。
国が情報を一元化して、各航空会社のやり取りによる混乱を避けることは良い事だと思います。
遠くに着いてしまった乗客は当然首都圏に戻らなくてはなりません。
河川関係の施設を利用する必要もあるし、別ルートで首都圏に入れる道の確保も必要になります。
そこで荒川、江戸川、多摩川、鶴見川などに設けた河川敷道路を新道と結びつけて、新たなルートを確保します。
↑ 河川敷を道路にして、新たな道と繋ぐ…何年計画なのだろうか…
こうして車両がスムーズに首都圏に入れるようにすると同時に、船着場などの整備も行って、船での入港も可能にするということです。
- 震災が起こったのが2011年、
- この方針が打ち出されたのが2016年、
- そして現在は2020年
今現在、どこまでこのしくみが完璧に機能するかわかりませんが、有事にはバッチリ機能してくれることを願って止みませんm(__)m
最近結構東京の上空を多くの飛行機が飛び交っていますね!
↓ その理由を書いた記事はこちら
機体の一部でも落ちてきたら本当に怖いなと思いつつ、飛行機を見るとテンションが上がるのは旅好きのサガですかね~(#^^#)