今まで羽田空港の国際線と言えば、「国際線旅客ターミナル」と呼ばれ、ここからの発着のみが国際線という状況でした。
ところが、今年の3月からは第2ターミナルの一部でも国際線対応を開始することにより、その名称を変更するということになりました。
「国際線旅客ターミナルビル」は略称で「国際線ターミナル」と呼ばれていましたが、3月からは「第3ターミナル」に変更されます。
これに伴い、国際線という言い方はターミナルから消えた感じですね。
- 第1ターミナルは国内線
- 第2ターミナルは主に国内線だが、一部が国際線対応
- 第3ターミナルは国際線
という分け方になりました。
↑ 羽田空港第3ターミナルという呼び名に変わります
上記に寄り、当然駐車場などの名称も変わることになります。
国際線駐車場と呼ばれていた「P国際線」は改められ、第5駐車場「P5」となります。
そしてもう一つ当然変わってくるのが駅名です。
- 東京モノレール 「羽田空港国際線ビル駅」→「羽田空港第3ターミナル駅」
- 京急電鉄「羽田空港国際線ターミナル駅」→「羽田空港第3ターミナル駅」
に変更されます。
↓ 羽田から行ける海外についてはこちら
東京オリンピックに向けて、訪日外国人はうなぎ登りに増えています。
現在A~Dの4滑走路を駆使している羽田空港ですが、現在は1時間当たり80回の離着陸が可能になっています。
これを90回まで増やすことが見直されていて、南風時・北風時の両方で1時間に最大10便の離着陸が増やせることになります。
新ルートからの着陸にすることは数々の議論がなされてきました。
新宿などの上空を飛んで、着陸滑走路に入る方法が、ようやく3月29日から実施されることになっています。(時間帯午後3時からの3時間ぐらいと制限されているようです)
安全面の検証などは充分にされていると思いますが、そこが一番心配ですよね。
近隣の低空飛行による騒音や、着陸の角度に関しての懸念など、まだまだ課題が全てクリアされているとは言えません。
特に着陸時3.5度の角度で滑走路に入るやり方というのは、パイロットでも未経験者が多いということなので、恐怖を感じます…(>_<)
世界で一番難しい角度と言われていたイギリスのヒースロー空港でも角度は3.2です。
シュミレーターと実機の操縦は全く違うと思うので、少しでも危険を伴うのであれば現行で何とかするしかないのではないかなと思ったりもします。
↑ 上空を飛ぶ飛行機が近いほどやっぱり騒音は半端ない
だからと言って騒音が増えるようでは、大田区の住民の方はたまったものではないですね。
通過地点になる、豊島・新宿・中野・世田谷・渋谷なども今までに無い音や落下物などの恐怖感を味わうことになるかもしれません。
海側から滑走路に入るという今までのやり方を変えてまでどうしても便数を増やさなくてはならないのなら、本当は滑走路を海側に作ってほしいと思うのは私だけではないと思います。
現実問題では難しいのだろうということはわかりますが、少しでも危険を伴うのであれば再考の余地はありそうです。( *´艸`)