観劇自体がどれくらいぶりだろう…と言う感じで観劇してきました。
Bunkamura「フリムンシスターズ」初日です。
そして「生の舞台」はやっぱりいいなぁ~というのが一番の感想です。
↑ 初日までのスタッフ様、キャスト様の想いを感じます…
昨日(24日・土曜日)が初日だったため、ネタバレは出来ませんね…。
コロナ感染で心配されていた阿部サダヲさんも、復活されていましたが、まだちょっと喉が心配かなと思いました。
ミュージカルでもあり、歌も多めなので、役者さんは本当に自分のパートをしっかり歌う必要があるので大変だろうな…と。
主演は3人です。
- コンビニ店員「ちひろ」
- ベテラン女優「みつ子」
- 2億円のオカま「ヒデヨシ」
↑ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2064523
より引用させていただきました
沖縄出身のコンビニ店員は、長澤まさみさん演じる「ちひろ」です。
いろいろな表情を無限に出していける女優さんだなと思います。
暗い表情から脱皮したように明るい表情に変化し、最後は「天使ですか?」と思わせるような美しさを演じ分けています。
事故をきっかけに「パニック障害」に陥ってしまったベテラン女優は、秋山奈津子さん演じる「みつ子」です。
歌も素晴らしい安定感で、その演技が「みつ子」そのままでした。
秋山さんが出る舞台はハズレはないよ!って知り合いが言っていたのを思い出します。
本当に素晴らしい演技で、何度も息を飲み込む感じでした。
2億円のゲイと呼ばれているオカマは、阿部サダヲさん演じる「ヒデヨシ」です。
感染を乗り越え、きっと短期間になってしまった稽古を全く感じさせない演技、アドリブ、表情、その全てが素晴らしかったです。
笠松はるさんの美しい歌声はこの舞台全体を支えていると思いました。
栗原類さんの持つ独特な雰囲気は難しい役を難なくスッと演じていらっしゃいました。
大人計画の杉村蝉之介さんのキャラは最高で、次回はキーホルダーを買って帰ろうと思います。(笑)
皆川猿時さんに関しては、その存在だけで笑いが起こります!
ずっとそこにいて!って思えるほどの存在感!!流石でございます…
同じく大人計画の池津祥子さんと猫背椿さんの演技も、観ていて引き込まれます。
すごく安定していて、こんな風に芝居が出来たらどんなに楽しいだろう…といつも思います。
他にもミュージカルで活躍されている沢山の俳優さん、女優さん、その踊りや歌にも魅了されました。
息子も大役を頂いていて、観てる側も緊張してしまいました(>_<)
役どころとしては、阿部さんのゲイの恋人です。
最後まで2億円に拘っていました、(笑)
一ヶ月以上の本番期間の中で、どれほどその演技や歌を自分のものにしていけるのかが勝負どころだなとも思いました。
周りの方々が大先輩で、素晴らしい実力をお持ちの方々ばかりなので、勉強させてもらいながら一歩ずつ積み重ねて行ってほしいなと思います。
ネタバレしたくないので、サラッと感想を書かせてもらいました。
生の舞台には映画やテレビにはない良さがあります。
毎回が生き物のように違ってくるのです。
同じ人が演じてもその日の体調やテンション、お客様のノリや天気など、様々な要因で少しずつ変わってきます。
今日の舞台は、2度と観ることが出来ないんです。
そう思ってまばたきも少な目にしっかり観てきました。(←ドライアイなるわ~)
そして舞台はどんどん「進化」していきます。
初日と千秋楽では、かなり違う芝居が観られることになるんです。
「シアターコクーンが始まって以来の短いカーテンコール」と阿部さんもおっしゃっていましたが、本当にオーケストラがお辞儀、役者さんがお辞儀、であっという間にカーテンが降りました。
そして松尾スズキさんの声で「これで本当に最後です。私が言っているのだから間違いありません」というようなアナウンスが流れて、順番に退場します。(笑)
↑ https://zaseki.music-mdata.com/18533/1より引用させていただきました
後ろの方から退場して、最後に前の方が退場します。
それでも5分ちょいとそれほど時間はかかりません。
なかなか考えられた退場方法だと思いました。
3時間半で途中20分の休憩があります。
とっても長丁場なのでトイレに並ぶのが大変ですが、それは昔から変わりませんね~( *´艸`)
コロナ下で色々と列の調整などをされていたスタッフさんの御苦労にも頭が下がります。m(__)m
本当はお客様には演者側の余分な苦労など微塵も感じて欲しく無い!
ただ笑って、スッキリして、また頑張ろう!
そう思って帰ってもらうことが、役者にとっては一番幸せなんだろうな!!
ってヒシヒシと伝わってきました。
1つ嬉しいことがありました。
チケットを息子を通して取ってもらっていたので、関係者窓口で支払いをしようとしたら、「ご招待ということで承っています」と言われました。
1人で行ったこともあるとは思いますが、息子が払ってくれたみたいです。
涙が出そうになりました。
そこから幕が開き、幕が閉まるまで、ずっと涙をこらえてしっかりと舞台を観てきました。
どうか無事に千秋楽まで、皆さまが健康で楽しく駆け抜けることを心から祈りながら…