自転車と歩行者、そして車が共に安心して移動できる街がいかに魅力的なのか!
ヨーロッパは比較的どこの国にも人々は移住しやすい環境であることもあり、安全で暮らしやすい国に有能なビジネスパーソンが集まるという定説があります。
そこでデンマークのコペンハーゲンでは、「世界一のサイクリング都市」を目指し、様々な具体的方策を取り入れてきました。
自転車で通勤する人が増えるとどんな良い効果が現れるのでしょうか?!
- 運動不足の解消になり健康な身体をつくる
- 健康的な効果が現れたことで医療費の削減になる
- 車の渋滞が起こらない
- 自転車による環境への配慮で空気がキレイな街になる
- 回り道をしないことによる移動時間の短縮ができる
- 移動の時間帯を選ばない
というような事が挙げられるのではないでしょうか。
そしてデンマークの強敵なライバルがオランダの「アムステルダム」です。
私が旅行で行った時も、30年前に行った時より自転車がもの凄く増えた印象がありました。
↑ https://greenz.jp/2018/01/27/amsterdam_cycling_tips/より引用させていただきました
平坦で標高の低い国土こそが、サイクリング都市として向いているのです。
どちらの国も同様の環境を有しているのです。
互いに競争しながら、より良い自転車大国を目指して行くという構図も悪くはないように思います。
「経済効果」という点では、どうしても売り上げを上げることや雇用が伸びて行く方に目が行きがちですが、「無駄なお金をかけない」という面の「経済効果」もあります。
↑ 車の数より、人の数より多いという自転車の数
前者が足し算の効果であれば、後者は「引き算」の効果であると思います。
これからの都市の在り方としては、
- エコに配慮した都市
- 無駄なお金をかけない都市
- 便利で機能的な都市
という部分での競争になってくるのではないかと思うのです。
どんなに自転車が普及しても、危険と隣り合わせでは成り立ちませんよね。
↑ 車より圧倒的に多い自転車の数です
色々な配慮ある道路規制や工夫が産まれています。
- 自転車専用の信号機がある
- 自転車専用レーンがある
- 車の乗り入れを禁止する道路を設ける
- 車道の一部を隆起させた「ハンプ」を置くことで速度を落とさせる
↑ https://greenz.jp/2018/01/27/amsterdam_cycling_tips/より引用させていただきました
などの工夫がなされていて、信号機があることで交差点を斜めに横断するときでも、車と同じようにそのまま渡ることができるので走行速度が保たれるのです。
↑ https://greenz.jp/2018/01/27/amsterdam_cycling_tips/より引用させていただきました
日本だと、右折するためには2段階の信号待ちがありますが、それが車のような走行を可能にしています。
それによって、実際オランダでは事故も6割減となっており、自転車での通勤が当たり前になっています。
日本でも東京や大阪、名古屋などの大都市でも急な坂を有している場所でなければ可能なことかもしれませんが坂の上に家があったりすると帰り道のしんどさは半端ないでしょうね…(笑)
↑ ホテルの窓からの景色ですが、ちゃんと自転車置き場があちこちにあります
↑ こんな感じであちこちに「自転車マーク」があります
アムステルダムは確かに坂道はないように感じました。
コペンハーゲンもそうなのだと思います。
東京は結構「〇〇坂」という地名も多いので、難しいかもしれませんが、平坦な地方都市で同じような試みをしてみると面白いかもしれませんね。
(乃木坂・欅坂・神楽坂・柿の木坂などなど…←48ジャナイヨ(笑))
そうすることで、
- 本当に健康的になって医療費が減るのか
- 車と歩行者と自転車の事故は防げるのか
- 通勤時間の短縮に繋がるのか
それらの答えを見てみたい感じもします。
どこかの都市の市長さん!考えてみませんか?(笑)
オランダでは白髪まじりの男女もガンガン自転車に乗っていました。
若い頃からずっと乗り続けているから、怖いという感覚は全くないのかもしれませんね。
凄く太っている人も見かけませんでしたから、健康面でも確かに効果があるんだと思います。
↑ 颯爽と通勤!美しいですね~(#^^#)
どちらに軍配があがるのかはわかりませんが、環境に優しく健康になれる試みならずっと続けていってほしいなと思います。
旅行者にとっては結構危険なので、慣れないうちは「自転車レーン」の信号を良く見て歩くことをオススメします(#^^#)