イタリアのトスカーナ州はブーツでいうと中部よりちょっと上にある州で、有名なところでは州都である「フィレンツェ」ではないでしょうか。
他にもピサの斜塔がある「ピサ」、シエナ大聖堂がある「シエナ」など見所が沢山あるトスカーナ州ですが、その南の方にある山の中に実は素晴らしい秘境とも言えるスパ(温泉)があるんです!
サトゥルニア(Terme di Saturnia)と呼ばれるその温泉は、割と最近まではほとんど知る人ぞ知るといった秘境の地でした。
イタリアは温泉のイメージはないかもしれませんが、実は火山も多く、あちこちに温泉があるんです!
見かけがとても素敵な温泉で、美しい石灰棚に滝のように温泉が注ぎ込まれているのです。
↑ 日本にはこのような温泉は無いですね!
↑ 常に綺麗なお湯が流れてくるのです…
上流の方ほど温度も熱く、下流に行くほどぬるくなるので、好みの温度の場所で入ることが可能です。
ここの魅力は「無料」であることで、誰でも水着さえ着て入ればOKとなっています。
ほとんど80%がイタリア人の観光客で、他にはヨーロッパからのお客様が多く、日本人は滅多に見られないと思います。
↑ この色合いはとても綺麗ですね!写真に撮りたい!!
日本人にとって「日本人がいない温泉に入る」というような体験はなかなか出来ませんね!
混みあい具合も夏のバカンスシーズンや土日を中心に人が増えますが、平日ならプライベート感も味わえそうです。
(お湯はあったかいので、冬場でも全然大丈夫です)
↑ これがお湯というのがなんだか信じられませんね!
ただし着替える場所はないので、車の中で着替えることになります。
私が昔サーフィンをやっているころに持っていた首にゴムが入った長めのポンチョ型タオルが便利そうです(笑)
下に水着を着て出て、スッポリタオルを被って車まで行けば、出た後に下着などは外でも着替えられます。(当時は慣れたもんでした(;´Д`))
↑ 温泉から見えるのはこんな田園風景です!
水(お湯)の勢いもあるところでは、マッサージの効果もあって最高です!
のんびりと出たり入ったりしてゆっくり読書している人もいるようです。
流石に観光客が簡単には行けない場所にありますが、「アーモイタリア」というツアー会社の「サトゥルニア温泉、ピティリアーノ、チヴィタ、ランチタイム 10時間ツアー」というツアーが出ています。
↓ 一応そちらのHPを貼らせていただきます!
サトゥルニアには鉄道駅がありません。
レンタカーは不安もあるという方は、この方法が一番良さそうですね!
料金も4人参加で120ユーロ(日本円で約17,800円)、3人参加で150ユーロ(日本円で約22,200円)2人参加で195ユーロ(日本円で約28,900円)ということでガイドさんもランチも寄り道も付いてなので、ビックリするほど高額でもありません。
温泉タイムも1時間半ほど取ってくれています。
行きにはオルビエート展望台に寄ってくれるし、帰りにはピティリアーノの見学やチヴィタ観光もできちゃいます。
①ピティリアーノの街は凝灰岩の上に突如浮かび上がったような町で、まさに「天然の城壁」に守られている街といった感じです。
↑ とても横に広いですが、もの凄く高い位置にある都市です
ついでに寄って貰えるだけでかなり嬉しくなるような不思議な街並みを観ることができます!
②チヴィタの街も城壁に守られた街なのですが、別名「美しく死にゆく街」と呼ばれています。
↑ とても神秘的な景色です! 映画やアニメの世界ですね!
これこそ天空の都市という感じで、「天空の城ラピュタ」のモデルとなった都市です。
(イギリスのウェールズ地方にもモデルではないかと言われている都市がありますが私はこっちの方が近い感じがします(^^;))
この2つだけでも観光で行きたい都市ですが、これも帰りに寄ってもらえるなんてなんて贅沢なツアーなんだ!!って感じます。
集合は「オルビエート駅」ですが、ローマ〜フィレンツェの途中駅なのでアクセスはしやすいです。
私が考える旅全体(6泊8日)のプランとしてはイタリアのローマ2泊、オルビエート1泊、フィレンツェ3泊というのも良さそうですね!
オルビエートを朝出発すると10時間後に駅到着なので夜になってしまいます。
↑ オルビエート駅構内です!
オルビエートに一泊して翌日は周辺を探索してからフィレンツェに向かうというのも良いと思います。
素敵だなと思ったホテルが「ホテルフィリペスキ」です。
料金も1万円とちょっとで、お花の飾り方が素敵です!
↑ ホテル フィリッペスキ(オルヴィエート)– 2023年 最新料金より引用させていただきました
毎朝美味しいイタリアンブレックファーストもいただけて、一泊じゃ勿体ないかな…くらいですね!
↑ ホテル フィリッペスキ(オルヴィエート)– 2023年 最新料金より引用させていただきました
お部屋の内装も落ち着いていますね!
誰もが行っちゃう観光地+誰も行かない秘境の地
その両方を組み合わせる旅が私は大好きです!
思い出の写真などもきっと素晴らしいものが撮れそうで、きっと有意義な旅になることでしょう(#^^#)