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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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熊本・黒川温泉で始まった「泊食分離」ってどんなシステムなんだろう

一泊二食付の温泉って至れり尽くせりな感じで、旅行者にとっては本当に癒される時間でもあり、心からリラックス出来る宿泊になりますよね。

 

でもその裏では、どれだけの人材が、そのお泊りやお料理のために動いているかを考えたことはあるでしょうか…。

私はいつも、大変そうだな…って思うのと同時に、「バイキング」だとかなり楽なのかな…と考えてしまうことがあります。

(確かに料金もバイキングの方がお安めですよね…)

どれだけ楽になるのか…従業員にお話を聴いた訳ではないのでわかりませんが、従業員の大変さをちょっとだけ箱根のロビーをお借りした旅館で感じたのです。

 

↓ その時の記事はこちら

www.narutabi.com

 
全てのお部屋にお食事を配り終えると、それを下げるまでは帰れないようです。

 

夜の9時近くなってから全てを下げ終えて、少しずつ従業員が帰っていく感じでした。

何時間労働なんだろう…って考えてしまいました。

お客様の到着時にはある程度の人数が必要だし、お風呂のお掃除などは夜中だったりするのかもしれませんね!

 

実は観光庁では、2017年から宿泊と食事を分ける「泊食分離」を推進しているらしいのです。

 

ですが、飲食店そのものが少ない小さな温泉街ではそれも難しいですよね…。

 

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↑ https://greenz.jp/2025/02/20/au-kurokawa/より引用させていただきました

 

黒川温泉でもこの課題は、地域だけでの解決は難しかったのです。

 

↑ 素敵な街並…ずっとずっと続いて欲しい

 

徳島・神山町で「地産地食」を合言葉に食堂「かま屋」、「かまパン&ストア」の運営や、地域の学校と連携する食農教育に取り組んできた農業法人フードハブ・プロジェクトが「Au Pan & Coffee」をプロデュースしました。

 

熊本の温泉と徳島のフードハブ・プロジェクトがタッグを組んで、どんな取り組みになるのか…興味深いですね。

 

Au Kurokawa」の建物は、黒川温泉郷の風景になじむように設計・デザインされています。

そして同様の建物が8棟も並んでいるのです。

 

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↑ https://greenz.jp/2025/02/20/au-kurokawa/より引用させていただきました

 

考え方としては、黒川温泉の旅館である30軒と周りの景色を一つの温泉とみなします。

互いに磨き合い、統一感も看板などで出していて、全体の露天風呂を行き来できる「入湯手形」を発行し、自由に行き来してもらうのです。

 

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↑ https://greenz.jp/2025/02/20/au-kurokawa/より引用させていただきました

 

Au Kurokawa」のAuは「会いに行く、会いに来る」という意味合いがあるようです。

 

また、地産地循のコンセプトに沿って考えられていて、食材は、黒川温泉郷から半径50km圏内のものを使用しています。

 

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↑ https://greenz.jp/2025/02/20/au-kurokawa/より引用させていただきました

 

ゴミについても考えられており、1日100kgの食品残渣を処理して24時間で堆肥ができる機械も導入する予定なんだそうです。

フードハブのパン屋「かまパン」の製造責任者・笹川大輔さんらが全面的に協力したことで、一番最初はパン屋さんからどんどん拡大していっているようです。

 

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↑ https://greenz.jp/2025/02/20/au-kurokawa/より引用させていただきました

この新たな施設は25年中にもオープンする予定で、現在色々な試みが始動しているようです。

 

皆さんはどんな風に思われますか?

一泊二食付だったとして、

 

  • やっぱり宿から移動しないで、お部屋で旅館のお料理を楽しみたい
  • 外に出るのは平気なので、自分で好きなお店で夕食を楽しみたい

 

同じような価格帯で、外食を選べるとしたら…そっちが良いと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

旅館で洋食や中華というのもなかなか無いので、選んで食べれたらそれでもいいかな…と言う感じで私は考えます。

 

↑ 鍋ヶ滝にも行ってみたいです!

 

旅館の人手不足をいかに乗り越えて、旅館の集客とお店の繁盛の両面から生まれた試みが黒川温泉で成功すれば、新たな「温泉郷のかたち」が出来るかもしれませんね!


地元では高齢化も進み、どうしても10時間労働などは現実的ではありません。

全国の温泉で同じような悩みを抱えているのだろうと推測できますね…。

私達は癒しを求めて、「温泉行きたいね〜」なんて会社でもみんながよく話しています。

 

新たな試みが成功して、温泉街が悩みから開放されるなら、私たちも予約が取りやすくなるかもしれません。

 

↑ 温泉は日本各地にありますが、いずれも同じような悩みを抱えています

 

今は60%ぐらいしか稼働させていない旅館も多いと聞きます。

日本と言えば温泉です!

日本中の素晴らしい温泉旅館が、今後もフル稼働していって欲しいと切に願っていますm(__)m

 

P.S. 明後日から一泊ですがキャンプに行きます。予定では二泊で栃木だったのですが、埼玉で1泊になりました。 お天気がずっと雨なので、ロッジ泊で同じようなお値段で行ける所にしたのです。キャンセル料がかからないうちに決断出来て良かったです(#^^#) コメントなど遅くなりますがよろしくお願いいたします。