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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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冠婚葬祭には欠かせない真珠生産の3大県とは?第一位は?

私は昔、PRの仕事をしていましたが、その中で真珠について携わることがありました。

 

なので真珠の生産地はほぼ、全て出張で行っています。

現在の3大生産地のある県とはどこでしょう?

  1. 第一位 愛媛県
  2. 第二位 長崎県
  3. 第三位 三重県

の3県です!

 

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↑ 真っ白なホワイト系の真珠ですね!

 

1.第一位の愛媛県について

 

愛媛県では全国の約38%の真珠を生産しています。

そして、愛媛県で真珠と言えば宇和島です。

宇和島ブランドの真珠の特徴は、2年がかりで養殖するという「越し物」と言われる養殖に拘っていることです。

一年物の「当年物」と比べると、その「巻きの厚さ」から「光沢と深み」が全然違ってくるのです。

 

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↑ 若干ゴールドがかった真珠のネックレス

 

2.第二位の長崎県について

 

長崎県では全国の約34%の真珠を生産をしています。

長崎の真珠と言えば、大村湾の真珠が有名です。

真円真珠の発祥の地とも言われていて、明治時代に天皇へ始めて真円真珠を献上しています。

(それまでは半円真珠が一般的でした)

 

3.第三位の三重県について

 

三重県では全国の約21%の真珠を生産しています。

観光地でも有名な「伊勢志摩」へ行くと真珠のことを沢山知ることが出来ます。

1893年御木本幸吉が実験中のアコヤ貝から半円真珠を発見したことから始まります。

彼はその後世界で初めて真珠の養殖を成功させるのです。

現在の「株式会社ミキモト」の創始者でもあります。

 

真珠ってどうやってあのまん丸な形が出来上がるのかご存知ですか?

 

あれは貝の中に人間の手で「核」という球体を入れ込んでいるから丸くなるのです。

 

↓ 核入れ作業の動画です!

]

 

この球体に貝が分泌物を出したものが巻き着いていくのです。

 

だからこそ綺麗なまん丸にならないことも当然出てきます。

そういうマイナスな部分も考えると「まん丸な真円」の真珠で粒を揃えるとなると本当に貴重な一粒ということになるんです。

その分、綺麗な丸で巻きが厚く、照りや色も綺麗な真珠はどうしても高値になってしまうということなんですね。

 

不出来だからと言って今は捨てたりなんかはしません。

 

バロック真珠」と言われていて、不揃いな真珠だけを集めてネックレスやブローチの材料として使ったら、それはとても素敵なデザインになると思います。

 

「淡水パール」と言われているのは、川や湖など淡水で養殖されている真珠のことで、値段も比較的お安いです。

その理由は大きな貝の中に沢山の真珠を作ることができるのが、淡水での養殖なんですね!

その分、海の中でアコヤ貝1つに1個の真珠の方が希少性という意味でもお高いのは仕方ない事なんですね! 

 

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↑ 淡水パールです。不揃いだけど独特な味わいがありますね!

 

それでは真珠の色にはどんなものがあるでしょうか

 

ピンク・ホワイト・クリーム・ゴールド・ブラック・ブルー・シルバー・グリーンと何色もの真珠が存在します。

日本のアコヤ貝から生みだされる色の中では、「ピンク色」が最も人気があると言われていますが、どれが一番出来が良いということではありません。

 

「世界にひとつだけの花」ならぬ「世界にひとつだけの真珠」なんですね~(笑)

 

ネックレスなどを作る時は、この色合いが全く同じものを選別する必要があるので、そこはきちっと合わせて作られています。

グリーンや黒という色合いが生まれる過程には「異物混入」という自然のハプニングによって生まれることが多いのです。

 

人工的に着色している物もあるので、その見極めはしっかりと行う必要がありそうです。

 

ブラックパールはお葬式などに好まれることもあるので、人気もそこそこあるんです。

また、バブル前後に大人気だった「ピンク色」の真珠に関しては、調色、加色といった調整が行われた歴史もありました。

 

  • 色をつけて綺麗なピンク色にするということ自体が間違っているのではないか…
  • そもそもの「天然真珠」こそ貴重なのでは?

 

という観点から最近では、調色などを施した真珠はほとんど出回らなくなっています。

 

また、ここで私が最も当時気になった真珠「南洋真珠」についてお話したいと思います。

 

この真珠は日本とオーストラリアの共同作業で作られたものです。

オーストラリアのダーウィンで、日本の技術を組み込んだ本格的な養殖が始まったのは1950年のことでした。

 

貝自体が大きくその貝を「シロチョウガイ」と呼んでいます。

 

https://shop8-makeshop.akamaized.net/shopimages/genuine/0000000194202_XLYpwp3.jpg

↑ http://www.j-genuine.jp/shopdetail/000000019420/より引用させていただきました

南洋真珠(色はゴールド)ですが綺麗ですね!

 

その中で育つ真珠は、大きさ、色、照り、巻きの厚みなど、その全てが特別な印象を持ちます。

黒蝶貝から取れた南洋真珠の中には、イメージ的にはコガネムシという感じの色味のものもあります(笑)

平均養殖期間は2年以上と言う点も、真珠の厚みを重厚なものにしています。

涙の形のようなドロップ型と言われる形にも真円と同じ位の人気があり、南洋真珠の需要は世界各国で高まっています。

 

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f5/2895d25d32698eb3a362d7cb5fc3fe6f.jpg

↑ https://blog.goo.ne.jp/aran-wish/e/bbc0ca83b9e08f409b4667de36db1968

より引用させていただきました。

若干ドロップ型になっていますね!

 

真珠の魅力はなかなか伝えきれないけれど、以前は仕事の中でとっても詳しく教えていただいたので、ちょっとだけ記事にしてみました(^^)/

糸が切れた真珠のネックレスが1つあるのですが、なんとか今年中に直したいと思っています!!