インドで「二重変異株」と呼ばれる「B.1.617」という名で呼ばれる新種のウィルスが蔓延していることはご存知のとおりです。
一日の感染者が34万人越えというのは相当な数ですね!
日本の68倍の感染者が毎日出ているということになります。
でも、これはインドだけの問題ではなくなってきています。
ニューデリーから香港への飛行機になんと50人もの感染者が乗っていたという事実もあります。
同じ飛行機に乗っている人の4人に1人がウィルス保持者だったとしたら、それはもう今後も同乗者の中でどんどん陽性者が増えるのではないでしょうか。
こう考えるとどんなに「水際対策」が大事なのかを思い知らされますね。
私はまだまだ日本の水際対策は甘いと思っています。
本当にオリンピックをこの夏にやりたいのであれば、海外からは誰も入れない位の対策が必要だと思っています。
ここは「台湾」がよい見本だと思っています。
↑ 酸素吸入が出来る人数というものを国は把握しているだろうか…
国民や企業・店に我慢を強いるより、まずはやらなくちゃいけないことがズレてしまっていると思うのです。
- 徹底的な水際対策
- 日本医師会を動かすほどの医療の充実
- ワクチンの迅速な確保と接種
- 生活困難者の把握
それをせずに「お願い」する段階はとっくに過ぎているように思います。
既にインドからの「B.1.617」ウィルスは日本でも発見されていますよね…( *´艸`)
↑ https://www.bbc.com/japanese/56876349より引用させていただきました
現在、インドでは病院に行っても「酸素」が足りません。
酸素がなければ、患者さんは数分以内に死んでしまう状況です。
「このウィルスがワクチンで止められない種類の変異だとする証拠はないと思う」と、英ウェルカム・サンガー研究所のCOVID-19遺伝子プロジェクトでディレクターを務めるジェフ・バレット博士は、BBCに話しています。
しかし、それも確証を得られるものではありません。
人に移れば移るほど変異は進み、またいつ新たな変異株を生み出すことになるかもしれないのです。
人に移ることで変異するチャンスを得るので、その機会は出来るだけ減らすことしか有効的な手段はありません。
いつ何時にも「ワクチンが効かない」新種が出てくるかもしれないと思うと、エンドレス??って思ってしまいます。
もうこれ以上変異させないことが重要ですね。
ウィルスは生きていて、いつでも私たちを狙っているという感じですね。
本当に嫌なヤツです!(>_<)
インドではワクチン接種が遅れていたことも要因のひとつだと言われています。
2度の接種を終えた人は全体の2%にも満たないのです。
医療用酸素のボンベや濃縮器など医療器具は入手が困難で、闇市場での価格も高騰しています。
闇市では通常なら6000ルピー(約8600円)で売られている酸素ボンベ1つに、5万ルピー(約7万2000円)の値がついています。
家庭での療養は難しく、病院も受け入れが出来ず、検査機関もパンク状態なのです。
そのため、当然死者は増加し、治療を受けられないまま亡くなる人も多くなっています。
各葬儀場の火葬場もパンク状態で、各地の空地や駐車場にまきを組んで遺体を燃やしています。
↑ https://www.bbc.com/japanese/56910834より引用させていただきました
その臨時の火葬場でさえ、4時間近く待たされ、1体燃やすのに6時間もかかるので更に河川敷などでもまきを組んでいくことになりそうです。
イギリスは人工呼吸器と酸素濃縮器の提供を開始していますが、ボリス・ジョンソン首相の報道官は、インドに輸送できる余剰ワクチンはないと述べています。
自国の人の分の確保は譲れないといったところでしょうか…。
フランス、アイルランド、ドイツ、オーストラリア、アメリカも支援を申し出ていますし、WHOも数千台の酸素濃縮器を輸送する方針を表明しています。
こうなる前に自国のことは自国で守り抜かないといけないという教訓でもありますね。
もっと極端な方策を打ち出さないと、インドのような結果はどの国にでも起こりうる恐怖かもしれないですね。
私自身も感じていますが、「お願い」では実感が湧きません。
どうせやるなら「ロックダウン」と「罰金」と「給付金」のセットなのかなと思います。
会社、学校、鉄道の全てを止めないとダメなのかもしれません。
インドの現状は全世界が学ぶところが多い状況だと思います。
今後何年もこのパンデミックが続かないために世界でやれることは何なんだろう…
少なくともオリンピックの開催はいったん見送る方がいいかもしれないですね!
なんで一時凍結して、終息した翌年から始められないのか不思議でもあります。
(選手の方の事を考えると胸が痛みますが…)