メロディロードって日本各地にありますが、都道府県全部にある訳ではないようです。
そして一番多いのがなんと「群馬県」なんだそうです!!
メロディロードとは、車が丁度良い速度で走っていると、ちゃんと「曲」が聞こえてくるという不思議な道です。(推奨速度は時速40kmです)
つまり、法定速度を守っていないと綺麗に聞こえてこないので、スピードを出し過ぎることを忠告してくれます。
また、音が鳴ることで居眠り防止にもなるし、溝があることでスリップも防いでくれます。
↑ http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-736.htmlより引用させていただきました
アスファルトやコンクリート舗装の道路上に切り込んだ溝と、車が通過するときのタイヤの接触で走行音が出るというしくみのようです。
道路がレコード盤で車が針と言った方がわかりやすいかもしれません!
動くのはレコード盤じゃなくて針の方なので、真逆の発想ですね(^^)/
群馬県ではどんな道にどんな曲が隠されているかというと、
- 前橋市の国道353号線に「チューリップ」
- 高崎市の県道33号線に「静かな湖畔」
- 桐生市の国道122号線に「うさぎとかめ」
- 多野郡の国道462号線に「こいのぼり」
- 吾妻郡中之条町の国道353号線に「いつも何度でも」
- 吾妻郡嬬恋村の県道94号線に「雪山賛歌」
- 吾妻郡草津市の国道292号線に「正調草津節」
- 吾妻郡高山村の県道36号線に「星に願いを」
- 利根郡片品村の国道401号線に「夏の思い出」
- 利根郡みなかみ町の国道291号線に「四季の歌」
これだけでなんと10か所にあると言うのです。
日本全体で30か所弱ぐらいしかないのに、その内の10か所が群馬県にあるとはビックリです!
昔家族旅行で「四万温泉」に行ったことがあるのですが、その時通ったのが吾妻郡中之条町の国道353号線の「いつも何度でも」という曲のメロディロードでした。
四万温泉には「積善館」という「千と千尋の神隠し」のモデルとなった宿があるため、きっとこの歌が選ばれたのだと思います。
↑ こちらが四万温泉の「積善館」の外観です
私たち家族は最初にこのメロディロードの走行を経験した時、とっても盛り上がったので凄く良い思い出になっています!
大学生だった息子もこの道を運転したくて、宿に着いてから夜になって主人と娘とコンビニまで30分位かけて行っていました。
免許取り立てだったので、心配して宿の方で留守番していました。
実はこの時、ちょっと風邪を引いていて38度近い熱があったのです(^^;)
その時の熱っぽさと宿の不思議な雰囲気、メロディロードの楽しい体験が、今でも時々ふとした時に思い出されます。
雰囲気のある宿なので、是非記事も読んでみてくださいね(#^^#)
↓ 四万温泉「積善館」の記事はこちら
きっとそれぞれの曲の選択には、その土地ならではの理由がありそうですね!
北海道には「知床旅情」の流れるメロディロードがあります。
↓ 「知床旅情」の記事はこちら
地域性はきっと意識されて作られているので、全国のメロディロードに偶然にも遭遇したら、なんでこの曲なんだろう…と想いを巡らせるのも楽しそうですね(^^)/
↑ 車のスピーカーからの音とは明らかに違いますね(#^^#)
ある程度荷物や人が乗っている方がいい音になるとも、気温や天候によって音が違うとも言われています。
だけどこのメロディロードはどこでも歓迎されている訳では無さそうです。
2012年に長野県北軽井沢の国道146号線につくられたメロディロードは、近隣の別荘の持ち主に「うるさくて騒音だ!」という苦情が出たため1年で撤去されました。
日本国外では中国にいくつかのメロディロードが存在しているようです。
どこでもいいから経験したいな!!と思ったら群馬県をドライブしてみるといいかもしれませんよーー(#^^#)