イギリスに限らずヨーロッパにはいわゆる「コンビニ」というのは本当に少ないです。
アジア方面に旅行すると、必ず日本でも見るコンビニがあったり、その国独自のコンビニがあったりするので何時に到着しても安心です。
ただ、イギリスには日本にあるような「コンビニエンスストア」はありません。
「キオスク」のようなお店があるにはあるのですが、コンビニほどの品揃えはないんですね~(;´Д`)
24時間営業となると本当に見つけるのが大変なくらい少ないです。
- ガソリンスタンドが併設された郊外のスーパー
- 郊外の巨大駐車場がある大型スーパー
などに限られているので、ロンドンに降り立ってからそこまで行くか?!というと徒歩圏じゃないのでまず行けませんね。
↑ 真夜中まで開いているのが普通になっているコンビニの存在!
コンビニに近い形態のものが、
- 「コーナーショップ(角の店)」と呼ばれる街角に位置するお店
- 老舗スーパー「マークス・アンド・スペンサー」が展開する「M&S Simply Food」
- スーパー「セインズベリーズ」の「コンビニ」版とも言える「Sainsbury's Local」
- 有名スーパーテスコのコンビニ版「Tesco express」
↑ https://tabicoffret.com/article/74753/index.htmlより引用させていただきました
こんな感じで存在します。
品揃えはそこまで多くなくて、無いものも多く、補充も充分にされていません。
それも夜の21:00や22:00で閉店してしまったり、終電前に閉店してしまったりするので日本人にとっては不便を感じるかもしれませんね。
24時間営業に限って言うと皆無かもしれません。
ヨーロッパでの暮らしでは「その場調達」ということはほとんどしないのですね!
「郊外の大型スーパーに車で出かければ、大量に一週間分を購入し、冷凍食品などであっても毎日ちゃんと作って食べている」ということなんだと思います。
ホテル近くのスーパーでもカート満タンに食料品を買う人を多く見かけます。
毎日スーパーに行くという習慣も無いようです。
↑ アメリカでは見かけますが…
かなり昔のことですが、ヨーロッパから戻って、家の最寄り駅近のコンビニで「おでん」を買って帰って食べたことがあります。
2月だったこともあり、帰りの飛行機で頭に浮かんだのが「おでん」でした(;´Д`)
「おでん」と「アサヒスーパードライ」…頭の中はそれしか無かった…(笑)
その時思ったのは、
「日本ってなんて便利なの…食べたい時に買って帰れるこの便利さっていったい…」
と思いました。
↑ 有難い!チンまでして下さるコンビニの存在(#^^#)
アジア方面に行くときは、コンビニの存在を最初から当てにしている自分がいます。
- 「歯磨き粉忘れたけど、コンビニあるからいいや」
- 「シャンプー足りなかったら、コンビニで買えばいいや」
- 「電池切れたらコンビニで買おう」
みたいな軽い感じで、ある意味気楽に行けちゃいます。
その分、ヨーロッパに行く時は、「持ち物チェック」は欠かせません。
旅行者でもそうなのですから、急にイギリスに留学しちゃったという友人はかなり大変だったようです。
↑ スーパーで冷凍食品を買いだめしたようです
車も当然持っていないので、週に2回大量にスーパーで買い物すると言っていました。
「急に何かが食べたくなっても、それは無理なんだよ!」と話していました。
なるほどね!
確かに上記のようなお店の品揃えだと、急に食べたくなっても無理だな…と痛感しました。
食べ物だけじゃなくて、
- 電池
- 事務用品
- トイレットペーパー
などもかなり計画的に買っておく必要がありそうです。
↑ 野菜と果物だけはスーパーですけどね(#^^#)
しかし、そういう一見不便な感じに見える生活の中に「本来の日常の営み」というものがあるようにも思えてきます。
日本だって明治・大正時代からコンビニが存在した訳ではありませんね!
だからこそ、お正月はしっかりと「おせち料理」を食べて、七草を用意しといて胃を休めるために「七草粥」を食べる。
そんな文化が育ったのだと思います。
どちらが良いということではありませんが、コンビニが創りあげた「眠らない街」が日本には多いのかもしれません。
コロナ渦で「スーパーよりコンビニの方がササっと買えて便利」と言っている人も多く、一長一短なのかもしれません。
「不便の中の感謝」が薄れていることは気になりますが、やっぱり便利な「コンビニの存在」は有難いです。
出先での水分補給などで、いつもお世話になっております。m(__)m