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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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韓ドラ17本目は「今、私たちの学校は…」、韓国ゾンビはもはや美しい!

このドラマは「新感染」シリーズを彷彿させるゾンビものではありますが、舞台が学校なので凄く身近に感じる部分が多いです。

 

学校ですから、ある意味とても狭い空間の中で「ゾンビ」との戦いが繰り広げられます。

それもついさっきまで先輩や同級生だったり、クラスメートだったりしていた仲間がゾンビになって「敵」になってしまう悲しさは本当に胸が傷みます。

 

噛まれたら感染するので、凄い勢いで「学校→街→市→国」へと広がってしまう恐怖を感じます。

 

一番最初の設定は「息子が酷いイジメにあっている科学の先生が作ったウイルス」が学校の科学室から広がっていくというものです。

 

やっぱり韓国は風刺がきいた作品をダイレクトに視聴者にガンガン訴えてくる作品作りが凄いです。

 

オブラートになんて包みませんし、「そう思うだろ??」と問いかけられているような感覚になります。

 

  • イジメ問題に対する無力感
  • 弱肉強食の社会を提示
  • 国の方針の愚かさ

 

みたいなものが全編を通してダイレクトに伝わってきます。

ちゃんと恋愛要素も入っていました!

 

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↑ https://www.cinematoday.jp/page/A0008246

より引用させていただきました

主人公の2人は幼馴染でお互いの恋心をハッキリと認識することになります。

 

ナム・オンジョ(パク・ジフ)とイ・チョンさん(ユン・チャンヨン)の2人ですが、幸せだった日々よりゾンビに支配されてからの方がずっと互いを思いやれるようになっていくのです。

 

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↑ https://www.cinematoday.jp/page/A0008246より引用させていただきました

 

そして相手に気持ちを伝えないと、いつ死んで(ゾンビになって)しまうかもわからないせつなさがジワジワと感じられます。

 

一緒に逃げる仲間もいつものメンバーではありません。

 

みんなが苦手だった学級委員長チェ・ナムラ(チョ・イヒョン)自己中で常にイライラさせられるイ・ナヨン(イ・ユミ)なども一緒に逃げることになります。

そんなナムラをずっと好きだったイケメン高校生イ・スヒョク(パク・ソロモン)も今後絶対人気が出ちゃいますね~!

爽やかでイケメン!!最高です(笑)

 

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↑ https://www.cinematoday.jp/page/A0008246より引用させていただきました

男女の比率が絶妙で、男子が死んじゃう(ゾンビになっちゃう)たびにおばちゃんは女子を心配してしまいました(笑)

 

やっぱり男子は女子を守る側にいくので、先にやられてしまったりすることが多く、凄くハラハラします。

悪役トップは何と言ってもユン・グィナム(ユ・インス)ですが、この子本当に悪い役が上手すぎる!!

 

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↑ https://www.cinematoday.jp/page/A0008246より引用させていただきました

この子に助演男優賞を贈りたい!(笑)

 

感染後には個体差があるのですが、このグィナムは半分ゾンビで半分人間みたいになるのでゾンビ集団の中を平気で歩けたりします。

(ドラマの中では「ハンビ」と呼ばれています)

もう一人この現象を起こす仲間がいますがそこは、ネタバレしすぎるので内緒です(笑)

このゾンビの特徴は、

 

  • お腹が常に空いているので人間を襲う
  • 首がどうやら急所
  • 韓国ゾンビならではの機敏な動き
  • 引き戸は開けられない
  • 噛まれて比較的に早い段階でバキバキいいながらゾンビに変身する
  • 音のあるところに集まる
  • 臭いで人間を見分ける

 

という感じでよくある「ゾンビ」ではありますが、そのエキストラ?の演技も圧巻でございますm(__)m

 

グロさを通り越して、もはや美しいとすら思ってしまいました。

 

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↑ 学校という空間があっという間に戦場と化す恐怖…

 

このドラマのために「学校」を丸ごと建設してしまった制作陣の意気込みにも脱帽!!

やっぱり日本や海外のゾンビとはスケールが違いますね…。

それにしても、偉い人ってどうしてあんなに自己中なのか?

そこが凄く皮肉な感じに描かれています。

光州事件」や「セウォル号の事故」が根底にはあって、結局犠牲になるのは普通の市民なんですよね!

 

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↑ https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/6-68.php

より引用させていただきました

セウォル号の沈没事故のニュース映像です。

 

  • 自分の立場を守ること
  • 都合がいいように政策を決めること
  • 隠ぺいは普通に行われていること
  • 命に優先順位があること
  • 誰かの独断で命の重さが決められること

 

など、実際の事件や事故を風刺しているところもまた、韓国ならではの描き方だったと思います。

 

親がゾンビと化していく姿を見る子供たちの気持ちを考えると、「生きていくこと」にどれだけの意味があるのか?!

 

と問われているようにも感じます。

全員が高校生ならではの視点で動くところも、このドラマの面白いところです。

学校ならではの用具や文具が戦いに使用されるところも凄い!

主人もかなり前のめりで観ておりました。

 

こんな世の中になってしまったら、「私たちには何が出来るのか…」そこを考えながら観てほしいと思います。

 

私はおそらくすぐに噛まれてしまうでしょう…(^^;)

人間はこんな窮地に陥った場面でこそ「本性」が浮かび上がってくるものです。

自分を見つめ直すことが出来るドラマでもあると思いました。

ゾンビのグロさより、人間の内面を考えさせる良いドラマだったなと思います。

それにしても、韓国のゾンビ映画・ドラマはなんでこんなに面白いのでしょう…('◇')ゞ