キャンプに行くようになってから、時々クマの情報を観るようになりました。
先日、ブログ友達の、のんべえさん(id:whisky-coke)が北海道での熊の出没の多さについて記事にされていました。
↓ その記事はこちら
お嬢さんのお住まいの近くにも熊が出るということで心配されています。
めっちゃわかります!!
「無事に帰ったよメール」を毎日要求しちゃいそうです(^^;)
普通に人間の生活圏に現れる熊って本当に恐ろしいです。
北海道の場合は「ヒグマ」という種類が多いそうです。
↑ どうみてもヒグマの方が茶色で大きくて怖いイメージがあります
以前、知床のヒグマについて記事にしたことがあります。
よかったら重ねて読んでみてください。
↓ その記事はこちら
東京ではどうなんだろうと調べてみると、出没地域はほぼ東京の西の端の方に多く、
辺りで目撃されています。
種類は「ツキノワグマ」なのですが、体長は110〜130cmぐらいで、オスは80kgでメスは60kgぐらいだそうです。
↑ ツキノワグマはどちらかというと黒い感じですね!
クマはオスの方がメスより大きい種類が多いそうです。
それでもツキノワグマは、北海道に生息するヒグマと比べるとかなり小型です。(ヒグマの体長は200~250cmで体重は150~200kgとかなり大きいです)
世界の熊と比べても、日本の熊はそれでもかなり小柄なんだそうです…。
ツキノワグマは基本的には雑食ですが、植物を主食としています。
活動時期は春から秋にかけてで、春から夏にかけては花や実をつける植物、そしてアリやハチなどの社会性昆虫やサワガニなどを食べたりします。
イチゴの仲間(キイチゴなど)やサクラ類などがつける肉厚で甘い果実も好みます。
秋には冬眠のために十分なエネルギー(脂肪)を貯めておかなければならないので一番よく食べます。
ブナ科の樹木はまとまって同じ場所に生える傾向があるので、クマは一カ所に留まって多くのブナ類の実や、ナラ類の実を食べます。
どんぐりも大好物なんだそうです…(^^;)
↑ やっぱり立ち上がると大きく見えて怖いです…
クマが人里に降りてくるのは、やっぱり山に餌となる植物が少ない時なんだそうです。
農作物が簡単に食べれちゃうことを知ったクマが、毎年人里に降りてくるという例も増えているそうです。
甘いものも大好きなので、キャンプ場で甘い果物やお菓子などの残飯を置きっぱなしにしているとその臭いで寄ってくることも多いそうです。
私が一番怖いと思うのは、ツキノワグマの運動能力です。
走る早さは時速50kmで泳ぐのも上手なんだそうです。
つまり、走って逃げてもかなわないし、水に入ってもダメということですね(^^;)
ジャンプ力は弱めだけど、爪があるので垂直に登ることも可能なんだそうです。
木に登ってもダメということでもあります。
排他的な縄張りを持つことのないクマは、複数のクマの行動圏が重なっています。
つまり一匹確認すればそこには他のクマがいない訳ではなく、複数のクマがいてもおかしくないということです。
基本的には明るいのが苦手ですが、茂みの多い山中では昼間から行動をしていると考えられます。
↑ 最近では「クマ出没注意」の看板を多くみかけます
ではどのように「ツキノワグマから自分の身を守る」方法があるというのでしょうか…。
まずは「音」を出して行動することが大事です。
クマは音に敏感で、基本的には人を避けて行動します。
なので、ラジオ・熊鈴・笛などで音を出して歩く方が安全です。
- ドングリ類、クルミ、カキ、クリ、アケビなどの生息地は避けましょう。
- クマの糞らしきものをみつけたら引き返してください。
- 開けた明るい場所を選んで移動してください。
- 単独行動は避けましょう。
- スマホで撮ろうなんてもっての外です。
- 暗くなってからや早朝の散策はやめましょう。
- コグマを見かけたらすぐに立ち退きましょう。(必ず親がいると思ってください)
- 農作物の被害情報がある場所へは近付かない。
など、出来ることから注意していきたいものですね。
クマの習性で、「素早く動くものを追う」という性質があります。
もし出会ってしまったら、「静かに後ずさりをして逃げる」しかないのだそうです。
慌てて背中を向けて逃げたり、大声を出したりは禁物です。
登山などで山に入る時には「クマ撃退スプレー」を持っておくことも重要かもしれませんね。
↑ https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1451より引用させていただきました
ちょっとお高めですが、よく山に行く方は必需品ですね…
私の年齢にもなると、自ら進んで山登りをすることはありません。
ですが、キャンプ場は山の中にあったりするので、どうしても最低限のことは知っておきたいと思い記事にしました。
一番大事なのは個々がゴミを出しっぱなしにしないことに尽きるように思います。
キャンプ場によっては情報を開示しているところもあるし、ゴミ出しのルールも異なるので、事前のチェックは必ずしておきたいものですね。
一生動物園以外では出会いたくないクマですが、東京都内でも出会う可能性があるとなると、知っていて損はない情報だと思います。m(__)m
※ 今日も主人ともども体調に変化はありませんでした。元気にしております(#^^#)