徳島県で「DMV」という「線路」と「道路」の両方を走ることができる乗り物が誕生しました。
この乗り物は世界で初なんだそうです。
DMV(デュアル・モード・ビークル)と呼ばれていて、地元の人も乗り換えをせずに利用できる夢のような乗り物です。
このDMVが走るのは、阿佐海岸鉄道・阿佐東線で海辺を走ります。
観光資源としても今後はどんどん活躍してくれるであろう新たな乗り物なので、地域の活性化も見込めます。
その小さめの車体は「マイクロバス」を改造して造られたものです。
↑ 色もこんなにあるんです!楽しそうですね(^^)/
そのためランニングコストも抑えることが出来るのです。
大地震などの大災害の場合でも、被災を免れた線路と道路をつなぐことにより、「支援チーム」の派遣や「救援物資」の輸送も早めに再開出来るという面でも期待されています。
運行開始時期を巡っては、2020年7月開始を当初は目標にしていたのですが、コロナの影響もあって昨年のクリスマス(12月25日)にデビューとなりました。
↑ 見た感じは鉄道というより、バスですね!!
こちらのモードチェンジはめっちゃ早いです!
なんと15秒だそうです。
私は以前、横浜で「スカイダック」と呼ばれる、バスがそのまま船になっちゃうという乗り物に乗ったことがあります。
今では東京でも気軽に乗れるようですね!
↓ スカイダックの記事はこちら
ですが、こちらのモードチェンジはもうちょっと時間がかかった様に感じました。
船とバスというのも、凄く斬新でしたが、鉄道とバスというのも面白そうです!
そんな風に観光としても、鉄道ファンも取り込んで伸びていくといいなって思います。
阿波海南文化村を発車した「DMV」は、まず道路を走ったのち、阿波海南信号場から線路へ進入し、甲浦信号場でふたたび道路に出ていきます。
↑ 動画もあったので貼ってみました(^^)/
阿波海南文化村(徳島県海部郡海陽町)から海の駅 とろむ駅(高知県室戸市)へ行くと県を超えて行くことになります。
このDMVに乗れるのは「土・日・祝」のみの一日一便です。
- 阿波南海文化村(下り) 10:57出発 海の駅とろむ 12:24着
- 海の駅とろむ(上り) 13:35出発 阿波南海文化村 15:06着
現在はこのような時刻で運行しています。
こちらの料金は2,400円です。(しっかりと観光値段になっています)
平日は「海の駅とろむ」には行けないのでご注意ください。
(平日は「道の駅安喰温泉」までとなっていて料金は800円です)
禁止事項は、
- 3辺が120cm以上の荷物
- ペットの持ち込み
- 自転車(折り畳み式を含む)の持ち込み禁止
DMVに乗りたい時は予約が一番確実ですが、空いていればドライバーに声をかけるだけで乗れるようです。
運行中は海を眺める側が決まってしまうので、出来たら下りは左側で上りは右側に乗りたいと思ってしまいますが、そこらへんの要望は厳しいと思います(^^;)
甥っ子が徳島にいるので、遊びに行けたら楽しいだろうなって思います。
↓ 以前結婚式で徳島に行った時の記事はこちら
徳島から乗って、高知へ行けるのであれば3泊はしなくちゃです…。
海沿いを進むので景色も楽しめそうですね!
実は最初にこの車体を実用化をさせようとしていたのは「JR北海道」だったというニュースもあります。
開発自体はJR北海道だったようなんですね!
コロナで色々と予定が狂ってしまった可能性はありますね…。
↑ https://hokkaidofan.com/dmv/より引用させていただきました
現在では徳島でもコロナの感染拡大で徳島でも運転手の確保に影響が出ているため、8月30日より減便になっているようです。
まだまだ海外からの観光客も少ないので「世界初」とは言え、なかなか観光客数が伸びているとは言えない状況なのかもしれませんね!
徳島と高知、北海道だけでなく、日本ではこのような海岸線が多くあるので2wayな乗り物の導入も増えていくかもしれません。