「sleepless」の監督は二宮健監督で「米国音楽」の監督は小林達夫監督です。
この試みは、2014年に 二宮健監督を中心にスタートした映画上映企画「SHINPA」の流れの一環で、「シネマ・スプリット」といわれる企画の第一弾として上映されているものです。
↑ 2本立てなので、切り替えていかないと前作を引きずってしまいます(笑)
上映館は渋谷の「シネ・クイント」の夜の部のみ、10日から一週間限定の上映です。
「SINPA」では映画祭とのコラボレーションや、年越しカウントダウン・オールナイト企画など、形態に捉われない様々な企画を行っているようです。
二宮監督は息子のバンドメンバーでもあり、映画「チワワちゃん」以降とてもお世話になっている監督さんです。
今回は二宮監督の「sleepless」ではなく、小林監督の「米国音楽」の方で主演させていただいたようです。
観るまでは全然前情報は無かったので、ドキドキでしたが、短編映画というのはこんな風に作られるのか…というような新たな発見もあって面白かったです。
毎夜、関係者が登壇し、作品について語ってくれるのもこの企画ならではでとても面白いです。
偶然にも私達が行った11日は「米国音楽」の主演2人が登壇だったのでビックリでした(笑)
挨拶もすることなく、一観客としてそそくさと帰ってきました( ̄▽ ̄;)
時間が夜の11時過ぎてたんですもの…友人の終電とか気になりました…。
「米国音楽」の上映の方が先でした。
2001年に 1 枚のアルバムをリリースして解散した日本人バンド『Thursday』のメンバーへの取材から始まります(全てフィクションです)
20年の時を経て、ネットの音楽掲示板で話題となった彼らの音源は、アメリカのレーベルから再発されることとなった。
↑ https://natalie.mu/eiga/gallery/news/508326/1975483より引用させていただきました
「なんでナオキはマスターを提出せずにデモを渡したのか…」
その影で締切直前にデモテープだけを納品して消えたミキシングエンジニアナオキの事がクローズアップされます。
- 完成したマスター版はどこにも残っていない‥。
- ナオキはマスターを持ってどこへ消えたのか…。
画面が切り替わって、モノクロで描かれるエンジニア「ナオキ」のその当時の状況の映像になっていきます。
そこには一人の女性との出会いもあり、ナオキの本当の心が映し出されて行くのです。
↑ https://natalie.mu/eiga/gallery/news/508326/1975484より引用させていただきました
本当にいい音楽とは…なんなんだろうね…
何故彼はデモテープだけを納品して消えたのか…ちょっとその心理が理解出来るような気がしました。
印象的だったナオキの台詞は、「音楽に正解なんかないよ。その時に何を選んだか。その積み重ねがあるだけなんじゃないかな…」
いつも家で、ギターをポロポロしながら作曲している息子の後ろ姿を思い出してしまいました。
「sleepless」の方は3人の女優さん(桜井ユキ・松本穂香、仲万美)が「自分の人生と睡眠」について語っていく感じの映像ですが、映像の美しさは二宮監督の得意な分野かと思いました。
↑ 「Sleepless」場面写真 - 二宮健と小林達夫の短編映画を2本立て公開、新たな上映企画「シネマ・スプリット」 [画像・動画ギャラリー 4/9] - 映画ナタリー
より引用させていただきました
睡眠については筑波大学の学者の方も出てきてその辺も興味深かったです。
私は中でも、仲万美さんがダンサーとしてマドンナのバックになり米国で活躍したことで、ダンスが嫌いになりそうだったという部分がとても気になりました。
ただ思ったのは、ストーリー性があるものではないので、3人の女優さんのファンでなければなかなか入り込めないかもしれないと思いました。
両作品には堤裕介さんの音楽が使用されています。
全く違う映像なのにどちらにもマッチしている感じが流石にプロだなって思わせてくれました。
夕飯は映画の前に「ホームズパスタ」へ寄りました。
「絶望パスタ」(1,350円)が食べたかったのです(笑)
ネーミングは変ですが、本当に美味しいので大好きです(#^^#)
↑ やっぱり期待を裏切らない「絶望パスタ」!
友人は、海の幸塩リゾット(1,400円)を食べました。
↑ 少しいただいたけど、これも美味!!次はリゾットもいいなぁ…
何度かこちらのブログでご紹介しているお店なので、情報はブログを貼らせていただきます。
↓ ホームズパスタの詳細はこちら
映画は16日までの限定公開です。
ぶっ飛んだ役も多い息子ですが、こういう静かな映像の方がいつもの彼に近いような気がして安心して観ていられました(^^;)
いつかVODで観られるようになったりしたら、是非観てやってくださいm(__)m