スウェーデンに面白い宝くじが登場したのは2010年だったというのですが、それで違反者はいなくなったのでしょうか…。
現在ではこの仕組みは無くなってしまったそうです。
私なんかも高速道路で20kmオーバーで20年位前に違反切符を切られたことを思い出しますので結構運転なさる方は「スピード違反」については気にされている方も多いと思います。
↑ 速度を守っていてもドキッとします…不思議ですね…(^^;)
家族でスキーに行く途中のことだったように記憶しています。
娘の反応にビックリしちゃって、記憶に残っています。(笑)
「ほんと、ヒマだよね!もっと悪い人捕まえればいいのに…」
10歳にも満たない女の子の言うことじゃないな…ってことで記憶に残っております(;´Д`)
この宝くじとスピード違反を結びつけたアイデアは斬新過ぎる気もしませんか?
「スピードの出し過ぎはよくない」という発想ではなく、「スピードを守るといいことがある」という発想になっています。
正式名称を「The Speed Camera Lottery(スピードカメラくじ)」といい、全員に賞金をあげられる訳ではないので、「選ばれた人に当たる賞金」ということになります。
速度さえ守ってそこを通れば、「自動的に宝くじに登録」したことになるというしくみです。
「ルールを守るとご褒美がある」という、これでいいのか?的な発想です(笑)
違反の取り締まりのカメラを設置は、
が共同で行っていました。
このアイデア自体が、上記の2団体が「楽しく安全運転を推奨するアイデア」を募集するコンペティションで優勝したものだったのだそうです。
(優勝者(考案者)はリチャードソンというケーブルテレビにお勤めの方だったようです)
↑ こちらにリチャードソンさんも登場しています(#^^#)
面白い所は、違反者だけでなく、しっかり速度を守っている車を撮影しているところです。
制限速度を守っていた運転者からランダムに選ばれた人に賞金をあげてしまうというもの凄いアイデアです。
↑ https://gigazine.net/news/20220322-speed-camera-lottery-sweden/より引用させていただきました
こんなに分かりやすい機械だったら、ここまで来て速度を落としそう…
首都であるストックホルムで試験実施され、その後はスウェーデン内の5都市で実施されました。
どんな頻度で当たるかというと、実験当時は写真を撮られた優秀な車は24,867台で、その中で一人が2万クローナ(日本円で約22万円)を貰い、4人が1万クローナ(日本円で約11万円)を貰えたのだそうです。
賛否両論はこういう試みには付き物ではありますが、この賞金の出所は「違反者の罰金」という噂が広まりました。
これだと違反者が速度を守る運転者に支払っているような変な錯覚が出てきそうですね…。
実際は、フォルクスワーゲンが出していたということではあります。
現在はこの仕組みは推進者がいなかったためわずか2年で無くなってしまったようですが、運転者には割と好評だったようです。
↑ https://gigazine.net/news/20220322-speed-camera-lottery-sweden/より引用させていただきました
この機械はもう置いていないのでしょうか…勿体ない気持ちになりますね…
スピード違反というところがかなり斬新な取り組みだったとは思いますが当たり前のことに賞を出すところが長続きしなかった要因かもしれませんね(;´Д`)
地球温暖化などに対しての「個人の心の問題」によるものが大きいことに対して違反行動を取り締まったり、良い行動を促したりすることはかなり難しいです。
ここまでのご褒美ではなくても、積極的に取り組んだ企業や個人に「賞」を提供する「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」というのも日本では行われています。
↑ 令和5年度気候変動アクション環境大臣表彰:環境省より引用させていただきました
こういう取り組みは大切なことなのかなって思ったりします。
私自身未だにかなり運転する機会が多いおばちゃんなので、注意して速度違反切符を切られないように気を付けたいと思います。
そう言えば、実母の葬儀に向かう高速で、息子がスピード違反切符を切られたことを思い出しました。
その時娘が「ほんとヒマ!他に捕まえる人いるはずだし…」と呟いた時、「この子変わってない…」ってドキっとしちゃいました(◎_◎;)
(子供の頃、「これもお仕事なんだよ…」って言って以来、娘は警察官が嫌いってなってしまったようです…言い方難しいです(;´Д`))