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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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映画は「ニューヨーク・オールド・アパートメント」凄くNYが懐かしい

この日はキャンプ仲間のA君が「映画いかない?」と誘ってくれたことで「ニューヨーク・オールド・アパートメント」を観ることになりました。

 

  • A:「Yさん(吉祥寺住みの友人)がいないから映画一人でいってるの?」
  • N:「そうそう、観たいのは色々あるけどこの間も2回ほど一人でいった」(追々記事にします(笑))
  • A:「じゃ、これ観たいんだけど一緒にいかない?」
  • N:「いいよ!」

 

という感じで決まりました。

 

実はB君とは再来週に飲みの約束をしています(*´∀`)

 

お2人はキャンプ以外は誘って下さる部分がそれぞれ違うんです!

なんともそこが面白いですね!

ライブは3人で行くことが多いですが、

 

  • A君は飲まないけど映画が好き、
  • B君は観たい映画が限られているけど飲むのが好き

 

のでこんな感じになります…。

 

そろそろ「バレンタインデー」でもあるので、一緒に渡せる機会があるといいのに…と内心思っているのですが…。

 

「キャンプの打合せもしたい!」ってお2人とも言ってましたが、今年の初キャンプは3月の後半ということだけが決まっています!

一度ちゃんと打ち合わせて3月と4月のキャンプは決めていきたいところではありますね…。

 

映画は、南米のペルーからニューヨークに不法入国して住む母と二人の息子の物語です。

監督はショートフィルムなどでも注目の新進気鋭の監督マーク・ウィルキンスです!

 

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↑ 映画『ニューヨーク・オールド・アパートメント』公式サイトより引用させていただきました

こちらの監督は今現在ウクライナのキーウでご家族と在住されているそうです。

 

不法滞在者である彼らはまるでそこには「存在しない人間」扱いなのです。

「見つかればいつでも強制送還」という恐怖が付きまといます。

母のラファエラ(マガリ・ソリエル)はウェイトレスをしながら女手ひとつで二人を育てていました。

 

https://pbs.twimg.com/media/GEG_Cqba4AAZPW-?format=jpg&name=small

↑ ニューヨーク・オールド・アパートメント (@NY_momochihama) / Xより引用させていただきました

 

二人の息子たち(役名:ポールとティト)は語学学校へ通う傍ら自転車で配達する仕事で家計を支えていました。

お2人を演じている役者さん(アドレアーノ・デュランとマルセロ・デュラン)はペルーのオーディションで合格した本物の双子なんだそうです。

 

初演技らしいシャイな表情がなんともこの映画を引き立ててくれていました。

 

そんな彼らも恋をします。

母もお客の白人男性との恋に突っ走り、自分の住む家を提供しチキンブリトーのお店「ママ・ブリトーを始めます。

 

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↑ https://joji.uplink.co.jp/movie/2023/19785より引用させていただきました

 

ペルー人のラファエラはメキシコのブリトーには全く縁もないのに、白人男性の提案に乗ってしまうのです。

息子たちは語学学校で出会った「寂しさ」を纏ったような美しい女性クリスティン(タラ・サラー)に恋をします。

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↑ https://www.musicair.co.jp/cinematime_761/より引用させていただきました

 

恋と言うより二人の中では「憧れ」のような感覚だったのかもしれません。

クリスティンもまた「コールガール」という裏の顔を持っていましたが、そうせずにはいられない理由が「愛する男性を刑務所から出すこと」だったのです。

 

この後の展開はここでは話さない方がいいと思います。

 

この映画は透明人間のように扱われながらも一人の人間として生きていくことの難しさや喜び、家族の絆などを主人公たちと一緒に味わえるという良さがありました。

ポールとティトも青春のページを一生懸命にめくりながら生きているし、本当に大切な存在である母を大事に思っています。

母にとっても二人の息子は「自分が生きている証」のような存在でした。

 

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↑ 映画『ニューヨーク・オールド・アパートメント』公式サイトより引用させていただきました

 

私はニューヨークに一年弱ですが住んだことがあるので、NYの街並みを必死に観ておりました。

 

  • ニューヨークの古いアパートの鍵や床、ドアや窓
  • ゴキブリだらけのモーテル
  • 語学学校のミニテーブルが付いた椅子
  • 移民には塩対応な店主や先生

 

などいかにもNYだなぁ…なんて思いながら観てしまいました。

 

↑ この映画では「ラマ」が大活躍します(#^^#)

 

最後の方でペルーの街が出てきますが、野犬がいっぱいの閑散とした風景とニューヨークの派手な街並みとの対比が凄かったです。

 

  • 店内で吐いてしまった子供を介抱していたのに「うちの息子にさわらないで!」と言われるラファエラ
  • 車に轢かれたのに運転手からは「車が傷ついたじゃないか!」と怒鳴られるポールたち

 

それでも反論も出来ません。

揉めてしまえば警察が来るし、捕まれば強制送還されてしまうからです。

 

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↑ https://joji.uplink.co.jp/movie/2023/19785より引用させていただきました

「生きる」ということがこんなにも大変なのは彼らに限ったことではなく、世界にはそういう家族・子供が大勢いるのですね…。

 

↑ ペルーのリマのスラム街はこんな感じなんですね!


私達は「生きる」実感を感じて生きているのでしょうか??

息を殺して何かに怯えたり、声も出せずに泣いたことはあるでしょうか?

そんな疑問を突き付けられる映画でした。

この映画の後、A君とジンギスカンを食べて帰りましたが、月曜日にアップしたいと思います(#^^#)