童謡の「この道」という歌がありますが、あれってどこの道なんだろう…ってずっと思っていたんです。
調べてみると面白いことがわかりました。
作者はあの有名な「北原白秋」なのですが、彼が40歳ぐらいのときに北海道を旅しているのですが、アカシアのことが書かれているので、もしや…北海道??とは思っていました。
(ちなみに作曲は山田耕筰さんです)

↑ このミモザもアカシアの花ですが…

↑ 歌のアカシアの花はこちらの白い方だったようです
でも実際に北原さんが北海道へ行った時はもうアカシアは季節的に咲いていなかったとも言われています。
6月に咲くアカシアですが、実際に行かれたのは8月~9月頃だったようです。
その想像力というものも、詩人には欠かせない要素であると思いますし、「旅人は少なからず想像力が凄いものである!!」と自分も含めて思ってしまいます(笑)
余談ですが、私の想像力ってみんなに笑われるぐらい凄いのですよ(´∀`)
札幌の時計台のことも想像の中では白く、丘の上に建っているようです。
本当は街中にありますよね…確か…。(かなり昔に行っているのでうろ覚え…)

↑ ちょっと薄い緑っぽくて…やっぱり街中にあるよね(#^^#)
その後に、「あの雲は…」と、急に馬車で行ったというところが出てくるのですが、そこは彼の回想の中のお母さまと馬車で通った「この道」が急に出てきます。
そこは九州の熊本県南関町から福岡県柳川市へと向かった道筋がモチーフになっているようです。
お母さんとの思い出…そしてすっかり大人になって北海道へ行った時の風景。
その両方が一つの曲の中で、旅の光景として出てきているというのはとっても興味深いです。
それも北海道と九州って結構離れていますからね…。
「ああ、そうだよ…」という部分が思い出の中の風景に想いを寄せているところがわかりますね!
私たちも旅の話を数年後に話したりするときに、「ああ、そうだった…」と思い起こしながら話すことがありますね…。
正に気持ち的にはそんな感じなのだろうと思います。
歌詞の中に出てくる「山査子の花」は中国原産のバラ科の植物です。
花の色としては真っ白な低木で、刺のある花なんだそうです。
基本的には日本全国で観られる木に咲く花ということですが、これも九州でお母さんと観た景色の中で出てきたんだろうと思います。
馬車で走る道に垂れ下がった山査子の花が、今にも馬車に触れそうに咲いていたのか…。

↑ こちらはチャッピーにお願いして描いていただいた景色です!
はたまた、遠くの景色の中で山査子の木がいっぱい花をつけているのが遠目に見えたのか…。
童謡の歌詞の中には想像力を広げてくれる歌が沢山ありますね…。
私は時々そういう童謡の場所を書く時があります。
今回は旅人の目線で謳われた歌詞だったので、余計に興味深かったです。
旅の風景を思い起こすとき、私は結構様々な場所の風景が一緒に想い起こされる時があります。
海辺を思い出す時、
- 浜辺なら、湘南・ダナン・ワイキキ・沖縄
- 岸壁なら、横須賀、バルセロナ、リスボン、伊豆
- 港なら、神戸、大島、サンフランシスコ、マカオ
などなど、世界中の景色がごちゃまぜで脳内に出てきます。
それを歌にしたとき、確かに全部を一つの歌にしたいと思ったりするかもしれません。
それを綺麗に一つの歌としてまとめ上げていらっしゃる北原さんの詩はかなり高度な技術だと思います。
歌を聴いてていて違和感は全くありませんものね(^^♪
この歌をどこかで聴くことがあったら、ちょっと北海道と九州の景色を重ねてみてください。
旅を歌にする…そんな才能と披露する場があるとしたら…それは最高ですよね!(´∀`)