ベルギーとドイツ・フランスに挟まれた小国ルクセンブルクは世界で1番が結構あるんです。
1.世界初の偉業→公共交通機関を全て無料に!
これには太っ腹過ぎて度肝を抜かれました。
国中の公共交通機関(バス・列車・路面電車)を2019年夏から無料にしちゃったのです。
ルクセンブルクの人口は60万人位なんですが、ドイツやベルギー、フランスから越境して働いている人が多いので交通渋滞が起こりやすい環境だったことから踏み切った政策です。
支払いの手間を省くことで時間短縮に繋がり、より効率的に移動出来るということを狙ったものだそうです。
これは旅行者には嬉しい限りで、小銭のことを考えなくて済むだけでもストレスフリーでは?
国民も無駄に車に乗らなくなるのは、良い流れかもしれませんね。
ルクセンブルクは裕福な国でもあるので、こんな思い切ったことが出来ちゃうのかもしれません。
それにしても、公共交通機関が無料というのは世界初でもあるそうです。
↑ ディフェルダンジュ(ルクセンブルク南西部)
2.世界で一番の消費量→なんとコーヒー消費が世界一
小国ながら、国民一人あたりのコーヒーの消費量が世界一というのは凄いことです。
ちなみに二位はフィンランドだそうです。
日本の6倍以上というから、それはもう驚きですね。
これには面白いカラクリがあって、ルクセンブルグの輸入関税の安さがキーになっています。
近隣の国からわざわざコーヒーをルクセンブルクに買いに行く人が多い、ということが消費量を引き上げているのです。
日本は島国なのでこんな感覚はありません。
「隣国にちょっとコーヒーを買いに行ってくる!」という気楽さは全くないですね。( *´艸`)
つまり、安くお土産コーヒーを買うなら我々旅行者もフランスやベルギーより、ルクセンブルクで買っちゃいましょう!ということになります。
↑ コーヒーブレイクは旅行でも絶対大事!
ここでお薦めのコーヒーショップ
- 駅近の商店街にある「ブルーム」白が基調の北欧風インテリアが素敵!
- 北部の学生街にある「レディ?!」シンプルな店構えで香高いコーヒーが自慢
- オフィスや銀行があるエリアにある「カフェ・ブランチ」モカやキャラメル・バニラなど変わり種もいっぱい。
どうぞお好きなお店でコーヒーを楽しんでください。
3.世界で堂々第1位→国内総生産が第一位
GDP(国内総生産)が10万ドル越えで、日本と比べると2.6倍です。
小国なのにとっても裕福な国ということになります。
EUの中でも金融の中心となっていて、経済成長率も先進国の中では例外的に高いのです。
↑ ガベージニュース(http://www.garbagenews.net/)より引用させていただきました
国民一人あたり名目GDP(IMF予想、上位国、万米ドル)(2020年)
それなのに不思議と高層ビルなどはありません。
高級外車もほとんど走っていません。
格差社会が表立っていないことから、上手に金融業と社会の秩序やモラルを守ってきた独自の政策は評価できるものだと思うのです。
国民の1割にも満たない金融業に携わっている人々が威張らないから、秩序が保たれているともいいます。
高層マンションも高級外車もこの国には似合わないし、ちゃんと歴史ある建物とも共存出来ているんですね。
EUの中の隣国との協調和音も大切にしてきたが故に、この発展は成し得たのだと思います。
島国である日本も学ぶところが多そうです。
↓ 前回のルクセンブルクの記事はこちら
読者さんで、私も熱烈大ファンのmiyakoさんも今回のルクセンブルクは断念されたかと思いますが、是非リベンジをしてくださいね!
ちょっと観光とはかけ離れてしまった記事になりましたが、ルクセンブルクの魅力は少しだけ伝えられたように思います。