ピサの斜塔ってとっても有名なので誰もが写真などでみたことあると思います。
イタリアのフィレンツェから約1時間ほど列車で行けちゃうので日帰りも可能です。
フィレンツェには2度ほど行っていますが、実はピサには行ったことがありません。
3度目の正直があれば、絶対行くと思いますが、このコロナ渦でちょっと予定が大きく崩れてしまいました('◇')ゞ
↑ この写真はかなり傾いている時に思います!
ピサはトスカーナ地方にある県都で、かつては海運で発展した街です。
斜塔自体は、大聖堂ドゥオーモの鐘楼として1173年に建設がはじまり、199年の歳月をかけて出来上がりました。
しかし、建築が始まった直後から地盤沈下によって、鐘楼が傾きはじめてしまいます。
何度も補正を試みましたが、それでも傾きは続き、傾いたまま完成を迎えます。
一時は4.5メートル(垂直方向から)も傾いてしまったので、1990年以降は本格的な補修工事も行いました。
↑ 行った方の感想を聞くと「思ってたより傾いてた!」とのことでした(#^^#)
最悪時は5.5メートルも傾いてしまいましたが、現在は3.99度の傾きで安定しています。
そして安定が図られたとして、2001年より一般公開を再開しました。
あの有名なガリレオ・ガリレイが斜塔から物を落として「落下の法則」の実験を繰り返し、ランプの揺れを見て「振り子の法則」を発見したと言われていることでもこの斜塔とドゥオーモは有名です。
↑ フィレンツェにあるウフィツィ美術館の「ガレリオ・ガリレイ」像
ピサの斜塔とドゥオーモ、洗礼堂、カンポサイト(納骨堂)は、1987年に世界遺産に登録されました。
斜塔の内側には251段の螺旋階段があり、登って屋上まで行くことができます。
この螺旋階段のステップは、人が大勢登ったことですり減ってテカテカになっているので滑らないように注意してくださいね!
↑ 凄く右足、左足の凹みがハッキリとしていますね(#^^#)
見学については、ホームページから予約すれば、時間指定のチケットをゲット出来ますのでそれが一番確実な方法だと思います。
時間に遅れてしまうと入場できませんので、余裕を持って行動してください。
当日も空き具合によっては入れます(入場制限があります)が、待ち時間も生じてしまいそうなので日本で予約して行かれる方が良いと思います。
料金は18€(日本円で2,350円)です。
訪問日の20日前から購入可能ですので、旅行が確定したら忘れずに予約しましょう。
この料金はミュージアムも込みのパック料金ですので、個別の購入も可能なようです。
大きな荷物は事前にクロークに預ける必要がありますので、フィレンツェに泊らずピサを目指す方は出来るだけホテルなどに預けてから行きましょう。
↑ 洗礼堂の入口です。芝生で座って眺めたいです!
大聖堂だけなら無料ですが、どうせならピサの斜塔の屋上から大聖堂を眺めてみたいものですね。
現在はコロナの影響で閉鎖されていますが、ホームページによると5月1日のオープンを視野に入れているようですがちょっと厳しいかもしれないですね…(>_<)
時期が合えば、12月に行われるクリスマスコンサート(無料)に行けたら素晴らしい大聖堂の中で、素晴らしい音楽に出会えそうです。
フィレンツェからピサの斜塔への行き方
フィレンツェ中央駅からトレニタリア鉄道(FS線)の快速(RV車)で約50分です。
普通列車の場合は、2時間強かかってしまうので、日帰りの方は快速を選びましょう!
↑ 色が統一されていてとっても落ち着くピサの街を見下ろせます!
降りる駅はピサ中央駅(Pisa Central)です。
駅からは駅に向かって左側のロータリー橫にあるバス停No.1またはNo.4番に乗ります。
反対に乗っちゃうと空港方面ですのでご注意ください。(所要時間は10分程度です)
歩いていくと30分ちょっとで行けるようです。
ドゥオーモ周辺以外はそんなに高い建物はないので、斜塔の屋上からはアルノ川の流れも観れるのではないでしょうか。
↑ 街をゆったりと流れるアルノ川
ピサにはお手頃価格のホテルが沢山あります。
料金的にも10,000円しないホテルも選び放題なので、気軽にお泊りしたいものです。
↑ https://www.booking.com/より引用させていただきました
こんなに広くてシンプルなお部屋が5,000円未満でした!
急ぐ旅では無い場合は是非一泊してみてください。
夏ならドゥオーモ周辺のライトアップも楽しめるし、通常の夏なら見学が可能な夏期間があります。
ローマやミラノに行かれる予定がないならば、フィレンツェから一泊の小旅行もなかなか素敵な体験になりそうですね(#^^#)