あの「星野リゾート」が2021年4月に中国に初進出しました。
海外では「星のやバリ」「星のやグーグァン」「星野リゾート サーフジャックハワイ」に続く4軒目の海外進出です。
中国での初進出の場所として選んだのが、上海市内から車で5時間のところにある天台山です。
↑ https://www.travelvoice.jp/20201013-147285より引用させていただきました
かの昔、最澄が中国に渡って修行したのがこの天台山で、日本で「天台宗」を開いたことは歴史でも学びましたね…。
「悟りに至る道はすべての人に開かれている」
最澄のこの言葉、平等って感じで好きです(^^)/
2021年4月にオープンした星野リゾートのホテル名は「星野リゾート嘉助天台(かすけてんだい)」。
スイートルームのお値段は一泊25万円だそうです。
一番安い部屋で5万円ということですから、日本より若干高いような気もします。
訪日して日本の星野リゾートを体験しているくらいの富裕層に人気が出てきているようですが、日本の「おもてなし」を求めてやってくる人にとって、上海の星野リゾートはどんな印象を与えていくのでしょうか。
この天台山の周辺は、観光客用の商店が出来ていたり、本物の富裕層が別荘を建てたりと再開発エリアとしての顏もあります。
↑ 中国の山々や水の有る景色は本当に美しいです!
近くにはテーマパーク「緑城集団」もあって、この母体である「緑城」という会社がこのホテルを建てて、星野リゾートに運営を任せたという流れでした。
外観は天台山に伝わる仏教や・道教のイメージを崩さず、中味だけが日本式になっています。
星野のサービスは西洋と比べて何が違うのか?!
- 西洋式の場合「お水ください」と言えば人が動きます。
- 日本式の場合「そろそろお水がほしいだろうな…」と察して持って来てくれます。
そこが大きな違いだといいます。
オリンピック誘致の時も言われていた「日本式のおもてなし」ですが、世界ではどのように捉えられるのか気になりますね。
コロナ渦の影響もしっかりと受けていて、かき入れ時だった夏休み期間中にも感染者が数十人出てしまったことでキャンセルが相次ぎ、なかなか客足が増えなかったようです。
従業員の中で日本人はたったの4人なのだそうですが、日本人料理長による、中国の食文化と日本の四季・美感・おもてなしの心を融合させた料理が自慢ということです。
エントランスには蓮の花の噴水があって、やっぱり仏教を感じさせてくれます。
↑ https://mimi-yori.com/entry/business/hoshinoresortより引用させていただきました
客室数は103室で、2室限定の最も広い特別室「スイート カスケ マウンテン」は約260平米というのも凄すぎます!
ジム、プール、スパなどはもちろんのこと、「ライブラリーラウンジ」という空間もあったりして本当に非日常空間なんだろうなと予想できます。
↑ https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2020/10/108774.htmlより引用させていただきました
素晴らしい景色ですね!
日本でもお値段的に敷居が高くて、私は星野リゾートの客室に泊まったことはないんです。
八ヶ岳に行った時もプールだけ経験させてもらったり、ディナーだけいただりしただけで泊ったことはありません。
朝のマルシェなどもあったので、泊って朝の散歩が出来たらきっと素晴らしいんだろうなと想像するだけでした(;´Д`)
海外へ行っても高いホテルには泊まったことはありません。
年齢がいけば、そういう贅沢もできるものだと思っていましたが全然でした(笑)
日本の旅館で2~3万というだけでもドキドキです!
いつの日か、一泊だけでもしてみたいと思いますが、中国よりパリがいいかな…なんて想ったりしています。
上海から5時間って結構遠い…。
上海には行ったことがあるので、ハワイの星野リゾートもいいかな…。
ちょっと驚いたのは北海道トマムの星野リゾートは2015年より中国系のフォースングループ「復星集団」傘下の企業が所有者になっていたという事実です。
どこが所有したとしても星野リゾートのサービスに変わりはないのかもしれません。
星野リゾートさんには、どんなに海外進出されても「日本のおもてなし」を大事にして下さるようなサービスを続けてほしいなと期待していますm(__)m