「短気は損気」という言葉もありますが、街中で突然キレて怒り出す人とかを最近よく目にします。
ホームだったり、路上だったり、会社の受付とかでも見ました。
コロナ渦で若干増えているようにも感じます。
そしてたまたまだったのかもしれませんが、全員60歳以上ぐらいの男性でした。
実は「犯罪白書」という法務省がまとめているもので、明らかにそれを裏付ける数字が出ているのです。
65歳以上の高齢者の刑法犯率(摘発されたもの)は1989年の2.1%に比べて、2018年には21.7%にまで増加しています。
逆に反比例するかのように、若年層の刑法犯は減少傾向にあると言うのです。
キレやすい若者が減って、キレやすい老人が増えたということですね。
↑ 怒る老人が多いというのは悲しいことでもあります
高齢者の犯罪は1989年には万引きと窃盗が77.6%を占めていて、傷害や暴行は2.9%だったのです。
それが2018年には、傷害や暴行が13.5%まで増えてしまいました。
少子高齢化が問題でもあるので、老人が単純に比率的に増えているのは確かです。
キレる原因となっているのが、「前頭葉の萎縮」というのですから、ちょっと怖くなりました。
この「前頭葉の萎縮」がどんな風に作用するかというと、
- 意欲がなくなる
- 創造性がなくなる
- 挑戦を恐れるようになる
- 理性が働かなくなる
- ブレーキが利かなくなる
- 未来に不安をいだく
- 急な変化に対応しきれない
などのような症状が出てくるのです。
コロナ渦に怒りっぽい老人が増えたのは、「急な変化に対応しきれない」「未来に不安をいだく」という部分が大きいかもしれませんね!
更に次のような現実が重なることによって、「怒り」の感情が出てきてしまうというのです。
- 昔のように年寄りを敬うというような教えが薄れてしまった
- 退職などによって「部長」「課長」というような肩書を失ってしまった
- デジタルデバイドの部分で疎外感を感じてしまう
などの要素が重なっているのですね!
確かに…と思うところも多々ありますね…。
そんな怒りの感情をコントロール出来るお年寄りになるには、果たしてどんな努力をすれば良いのでしょう!
- 笑うことが大事
- オタ活などでドキドキすることも効果的
- 怒りが出そうになったら深呼吸をすること
- 同じようなローテーションで暮らさないこと
- 新しい事に挑戦すること
などが良いようです。
確かに「笑い」は健康にも本当に良いと思っています!
↑ 何歳になっても笑顔で過ごしたいですよね!
いつも同じ時間に起きて、同じ作者の本を読み、好きな曲だけを聴き、お気に入りの喫茶店にしか行かない。
そういう人が一番危ないようです。
早い人では40代からその傾向が現れるようです。
怒るということだけでなく、鬱っぽい状態になる場合もあるようです。
人間の脳の老化現象ということなのだと思いますが、それなら少しでも遅くしてほしいです!
私は割と色々なことに興味を持つ方かもしれません。
新たな場所へ行くのも好きだし、初めての体験も割とすんなりと受け入れちゃいます。
色々なジャンルの映画を観て、行ったことのないお店に行くのも好きです。
だから今のところは大丈夫かな…(^^;)
↑ いつの日か老人ホームとかに行くことになっても怒りっぽいのは嫌ですよね!
ブログを書くことも、同じことのローテションのようで、カテゴリーによって全然取組み方も違うので頭の体操にはなっているかもしれませんね!
また、様々なジャンルのブログを読むことも良い刺激を受けているとも捉えられますね。
最近怒りっぽくなったな…指摘されたりするな…と気づかれたら、それからでも遅くはないと思います。
ボケるのも怖いけど、キレることは周りに迷惑をかけるのでやっぱり怖いです…
意識にあるか無いかで老後が変わってくるなら、ちょっと意識しておきたいところですね!