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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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日本の無人島でルールに守られた「南島」へ行けばコロナを忘れる…

南島へ渡るには、「父島」へ行く必要があります。

 

父島へ行く方法はたった一つしかありません。

定期船「おがさわら丸」に乗って行く以外の方法はないのです。

 

https://www.mwt.co.jp/cruise/tour/ogasawara_kaiun/img/ogasawaramaru_ship02.jpg

↑ https://www.mwt.co.jp/cruise/tour/ogasawara_kaiun/ogasawaramaru.shtmlより引用させていただきました


通常は週1便程度で運行し、ゴールデンウィークや7月後半から8月の夏休み、年末年始は3日に1便程度の運行スケジュールとなります。

 

 船は朝11時に東京竹芝桟橋を出港し、24時間後の翌朝11時に父島の二見港に到着します。

 

24時間の船旅を経てようやく行けるため、観光客もずっと少ないのです。

 

今の季節に行けば、往復で8日間ぐらい要してのんびりする以外にないので、海外旅行並みのお休みが必要になっちゃうのですね(;´Д`)

そして当然ですが、台風などになると欠航もあり得るのでかなりチャレンジの旅になると思います。

そんな冒険をしてでもこの景色は一見の価値があるのではないでしょうか…。

 

↑ ここが東京都である事実…

 

父島もとても素敵な島で、見所が沢山あります。

 

南島や母島へ行くにはこの父島を拠点にするしかありません。

 

https://www.ogasawaramura.com/prod/wp-content/themes/ogasawarakyokai/images/under/stay/map.png

↑ https://www.ogasawaramura.com/stay/より引用させていただきました

 

父島には宿泊施設もあるので父島にゆっくり滞在して、その中の1日を南島へ、もう一日を「母島」へという旅程も楽しいと思います。

父島には、民宿を中心にペンション、ホテル、相部屋のドミトリーと個性豊かな宿があるので早めに予約をしてゆっくり滞在するのが良いと思います。

 

父島まで行ったら絶対に立ち寄って欲しい南島の絶景をご紹介します。

 

父島の青灯台という場所から出発して、約30分で南島のサメ池に到着します。

 

南島は「沈水カルスト地形」という石灰岩特有の特殊な地形で「ドリーネ」というくぼ地や「ラピエ」という鋭くとがった岩が見られる父島南西沖の小さな無人島です。

 

海鳥やウミガメの産卵地でもあります。

南島は「腕章を着用した東京都自然ガイド」が同行しないと上陸できません。

 

「植生回復事業」で島の自然を守っているのです。

 

1人のガイドにつき最大15人までしか上陸できませんし、一日当たりの最高利用者数は100人と上限が決まっています。

また、滞在時間は2時間以内と決められています。

「入島禁止期間」というものも定められており、大抵は冬の期間に当たるのですが、その期間は入島することが禁じられています。

行く方法もかなりマニアックなので、出来れば足腰がしっかりとしているうちに訪れてほしいと思います。

 

入島方法は下記の3つのみです。

 

  1. ボートでサメ池に進入し、ボートの舳先から直接上陸
  2. 扇池からシーカヤックで上陸
  3. 扇池から泳いで上陸

 

サメ池からの上陸の場合は、景色を見渡せる尾根の上を目指してトレッキングをしていきます。

いずれもかなりハードですが、到着すれば天国のような素敵な景色を堪能できるでしょう(#^^#)

 

そして定められたルート以外の道を歩くことは出来ません。

 

理由はただ一つ、

「南島に何も持ち込まず、何も持ち帰らない」ということです。

これらのルールを守るために、都は「適正な利用のルール等に関する協定書」による共通ルールを守れる事業者を毎年度ごとに認定し、その事業者のみが南島での観光を案内できるしくみになっています。

 

↑ 自然を守るのは「種を持ち込まない」ということでもあるのですね…

 

靴底を海水で洗って島に上がるのも島の植物を守るためです。

 

ルートには足場となる石が埋め込んでありますのでその上を必ず歩いてください。

他の土地の植物の種を島内に持ち込まないという徹底したルールで島の自然を守っています。

 

そして一番の目玉は「扇池」という海岸になります。

 

↑ https://www.veltra.com/jp/japan/izu_ogasawara/a/114698より引用させていただきました

 

真っ白なビーチに透き通った海が一体となった入り江はビックリするほど美しいと思います。

 

↑ 水も本当に透明で綺麗!

 

1000年から2000年前に絶滅したと言われる「ヒロベソカタマイマイ」という貝の化石が転がっています。

 

https://www.ogasawaramura.com/prod/wp-content/themes/ogasawarakyokai/images/under/about/minami-haha/04.png

↑ https://www.ogasawaramura.com/about/minami-haha/より引用させていただきました

 

天然記念物のため持ち出しは禁止です。

 

ウミガメの産卵シーズンには「亀の足跡」も白い砂浜で発見できるかもしれません。

 

https://www.ogasawaramura.com/prod/wp-content/themes/ogasawarakyokai/images/under/about/minami-haha/03.png

↑ https://www.ogasawaramura.com/about/minami-haha/より引用させていただきました

 

帰りの船では、イルカを探しながら海の景色を存分に楽しんで欲しいと思います。

無人島の贅沢な景色を日本の東京都で観られるという不思議。

「誰も経験したことのない旅に惹かれる」という方には捨てがたい旅先だと思うのですがいかがでしょうか(^^)/