「ロード・アンド・テイラー」は29日までに全てのお店(38店舗)の閉店を発表!
創業は1826年という老舗のアメリカ最古のデパートが倒産しました。
現在、公式サイトでは破格な値段で商品を販売、中には棚などの家具やハンガーなどの備品までを販売していると言います。
当初は19店のみの破産申告をしていましたが、それを24店と訂正、その後全ての店舗の閉店を決断したとのことです。
一時は高級ファッションの発信は「ロード・アンド・テイラー」からとも言われた、高級志向の百貨店として評判のお店でした。
一号店は1826年、ニューヨークのマンハッタンでした。
このお店の名前は「ロード氏」と「テイラー氏」という英国移民2人名前からとったと言われています。
第二次世界大戦後は女性経営者の手腕で業績を大幅に伸ばしていき、都市の郊外に支店を構えるほどまでに急成長していきました。
高級志向的な商品は日本でもバブルを境に、人気が低迷したのは周知のとおりです。
丁度その翳りが見られてきた1980年代後半には、価格が安い商品に人の気持ちは流れていき、「ロード・アンド・テイラー」も別の百貨店に買収されていきました。
ネット通販などの台頭も、百貨店の売り上げを落とす大きな要因でした。
2019年にはとうとう、五番街のメイン店舗も閉店し、米衣料品レンタルの新興企業ル・トート(カリフォルニア州)の傘下に入りました。
↑ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62213010T00C20A8EAF000/
より引用させていただきました
しかしこのル・トート社も今回のコロナには太刀打ち出来ず、連邦破産法11条の適用を申請しています。
色々な業界の会社倒産については、最後の引き金は「コロナウィルス」だと思います。
そう考えると、コロナが引き金を引いて破綻となった会社はもの凄い数にのぼるのだと思います。
百貨店といえば、「ニーマン・マーカス」「JC・ペニー」が、服飾ではあの大手の「ブルックス・ブラザーズ」「Jクルー」も経営破綻となっています。
アメリカで生き残っている「メーシーズ」でさえ、5月の時点では1,200億円の営業赤字を予想していました。
しかし、蓋をあけてみれば、7月2日発表の決算の数字では3,800億円の赤字を発表しています。
↑ メーシーズには頑張ってほしいなぁ~
確かに私たちもこの半年の間に、「ユニクロ」や「GU」には行ったけど、「デパート」には全然行ってないなぁという人も多いのではないでしょうか。
大抵のモノはネット通販で充分で、わざわざ危険な都会に出て買い物する気にもなりませんよね。
そして洋服などを買い物する際も、高級品に目が行かなくなっているといこともあるかもしれません。
それを着て出かけて行く場所がないのですから、そりゃそうなります。
海外だけの問題ではないなぁ~って、しみじみ感じています。
ここ半年で計3回ほどアウトレットに行く機会がありましたが、郊外型のアウトレットは本当にバーゲンをやっていても見て周るのがそんなに怖い感じはしませんでした。
↓ 御殿場のアウトレットに行った時の記事はこちら
店の外に出れば、それほど多くの人が行き交っているわけでもなく、場所によってはマスクを外して深呼吸できるような感じです。
逆に、都会の地下街のバーゲンなどの方が怖く感じるので、仕事帰りでもあまり足を止めることはありません。
なにか良い方策はないものか…。
デパートは小さいときはとっても「ワクワクする空間」でした。
銀座のプランタン銀座が、ユニクロになってしまった衝撃も相当でしたが、今後このような変化があちこちであるのかなって思うと少し淋しくなります…。( *´艸`)
↑ 建物の全体像は似ているけど、明らかにユニクロでした!
↓ 新しく出来た銀座のユニクロに行った時の記事はこちら
昔から高級品をほしいなと思う方ではないので、高級デパートは必要に感じません。
ただ、何でも買えちゃう「百貨店」という形態の大型店舗は無くならないでほしいと思ってしまいますね~。
これからは形を変えた「百貨店」の誕生を考える時が来たかもしれませんね!
イメージとしては東急ハンズのようなデパートか…。
色々なものを特化した区画を設けて展開するデパートでちょっとコストコやIKEA的なイメージかもしれません。
違うのは服やバック、帽子や化粧品、お惣菜までなくてはダメなところですね~(#^^#)
百貨店ですから…
- 日本頑張れ!
- そしてアメリカ頑張れ!
- もっと大きく世界頑張れ!
コロナに負けないように、1社、そして1人1人が強くありたいね~!(^^)!