クリスチャン・リース・ラッセンをご存知ない方って少ないと思います。
彼の海をモチーフとした作品は、イルカや魚など海の生き物がまるで生きているかのような躍動感で繊細に描かれています。
私も昔、彼の絵のジグソーパズルにハマったことがあるので、ちょっとだけ身近に感じちゃってます!(笑)
彼は11歳の時、家族と一緒にハワイの「マウイ島」へ移住したのだそうです。
そこで「自然への愛情」を育ませていきます。
1983年に、国連の「クリーンオーシャンキャンペーン」のイメージアート「サンクチュアリ」を描いて、それが1992年の「国連記念切手」として採用されます。
その後1990年に、ラッセンは環境保護団体「シービジョン財団」を設立するのです。
↑ https://togetter.com/li/1056945より引用させていただきました
そういう活動が認められ、ホノルル市は3月2日を「ラッセンの日」と制定しました。
その後も世界中で「環境保護」を呼びかける活動をしています。
11歳の少年がマウイ島に越してこなければ、こんな奇跡は生まれなかったのだろうと思うと、偶然と言うのは素晴らしい才能を生みだすものなんだなと思います。
かなり昔ですが、ラッセンの企画展を観に行ったことがあります。
本当に素敵な世界で、ハワイに住んでいたら絶対にこういう絵を壁に沢山飾りたいと思っただろうなと思います。
上に貼ったyoutube画像では、サーファーとしてのラッセンや馬に乗るラッセンも観られます。
馬や虎を描いた絵もあるので、きっとそれらの動物とは結構身近な関係にあったんだろうなと思います。
日本に来日したことも数度あって、2005年にはロンドンハーツのバラエティ番組で「青田典子さんのヌード」を描いたということもあったようです。(観ていませんが…)
商業的な展開や販売戦略が美術界の本流からかけ離れているということで、反感も受けていたようです。
だけどあの作品は本当に綺麗だし、あちこちで目にするたびに「おお!ラッセンだ!」って思います。
ハワイの中でもマウイ島は本当にのんびりとしているイメージがあります。
私が訪れたのは30歳台後半のことでしたが、サトウキビ畑の真ん中を列車が走り、オアフと比べると地元感が満載の島でした。
↑ 時期が合えばウミガメの産卵にも出会えるかも…
サトウキビ列車と呼ばれた「カフルイ鉄道」は運行を停止していました。
その後には観光列車として「ラハイナ・カアナパリ・アンド・パシフィック鉄道」が運行されていましたが、現在は運行を休止しています。
↑ https://www.veltra.com/jp/hawaii/oahu/a/18734より引用させていただきました
最近まではこんな列車が走っていたようですが…今はどうなっているのでしょう…
私が乗ったのはこの「ラハイナ・カアナパリ・アンド・パシフィック鉄道」だったのだと思います。
伝統的な産業だった「サトウキビ栽培」も2016年12月で最後の大きな農場「アレクサンダー&ボールドウィン」の農場も廃業してしまったため、実質的なハワイの商用サトウキビ栽培は途絶えてしまいました。
大昔は「シュガーケイントレイン」という蒸気機関車が走っていました。
この蒸気機関車を区間限定、期日限定で復活させようという動きもありました。
2019年5月の運行スタート予定も、このコロナ渦の現在では全ての計画も中断しているのではないかと思われます。
マウイ島の周辺には冬になると「ザトウクジラ」が出産、子育てのために訪れるので、年末から4月頭までは「ホエール・ウォッチング」が楽しめます。
↑ 私たちが訪れたのは7月だったので観られませんでした
ゴルフ場も充実しているし、秋には「マウイ・マラソン」も行われます。
オアフ島はもの凄く楽しいけれど、私はこの「マウイ島」や「カウアイ島」「ハワイ島」といった近隣の島々も大好きです。
(全て1度ずつ訪れています)
オアフ島と違って、お店の人に日本語は通じないし、訪れている観光客も日本人率が低いけどアメリカを感じるにはこちらの方が楽しいのではないかと思います。
↑ ワイキキとは全然違う人の多さだと思います!カアナパリビーチ
ラッセンが愛した海の大自然も、マウイ島では視界を邪魔することなく堪能できます。
それほど高さの面で巨大なホテル群がある訳でもなく、ショッピングモールも低層なので視界を邪魔するものがほとんどないのです。
街の楽しさも「ラハイナ」へ行けば充分楽しめます!
↑ コンドミニアムのプールからもこんな景色を観ることができます
マウイ島へは「母と私たち家族が最初で最後に行った海外旅行」だったなと、今思えばとても懐かしく感じます。
ラッセンの絵を見ると私はマウイ島を思い出し、その時の旅行のことが蘇ってきます。
ハワイアンのショーを観たり、大きなプールで一日中遊んだり、そんな日々がまた来る日を心待ちにしてしまいますね!(#^^#)
「ハワイの観光」を一日も早く!って思ってしまいますね!!