2年ほど前に上海でアメリカ企業の「コストコ」がオープンした時、大騒ぎになり半日で閉店してしまいました。
中国では第一号店となるので、お客さんもこの日ばかりは気合いが凄かったということはわかります。
どんな大騒ぎかと言えば、取り敢えずは「大混雑」が原因でした。
駐車場の待ちは3時間、レジも2時間並ぶ大混雑ぶりで、私などはすぐに引き返すレベルの賑わいでした。
朝早くから並んで、滑りこんで入り、客同士で奪い合い、オープン記念の安いお酒(飛天印のマオタイ酒)から売れていきました。
問題はそこだけではなく、民度と言われる部分でした。
- 入場を止めても強引に入ろうとする
- すし詰めやお菓子に口をつけたものを容器に戻す
- 生鮮食品なのに途中の関係のない場所に放置する
- 尿意を催した子どもに商品のバケツで用を足させる
もはや何でもありな状況で、これでは取り敢えず半日で閉めてから、今後のやり方の変更も考えないとならなくなりますね。
もちろん今では店舗数も増え、ここまでの混乱は起こりませんが、ユニクロ出店時も似たようなことが起こっていました。
なんでここまでして、新出店のお店に殺到するのか…!!
その大きな目的が、
- 転売すること
- 代行すること
にあるようです。
1.転売すること
家族6人でお店に入り、1人一本のお酒を6本、1人2本のお酒を12本、その他の雑貨を購入して転売し、一日で約20万の利益をあげています。
↑ https://www.epochtimes.jp/p/2019/08/46454.htmlより引用させていただきました
オープン記念セールは自分の家族のためではないんですね!
お酒以外でもアメリカ製のミキサーや東芝のオーブンレンジも2~3万の利益が出るそうです。
もっと大きな電化製品も転売すれば大きな利益が出るので、車に詰めるだけ買って帰って転売するということになるようです。
現在はどのようにして落ち着いたのかわかりませんが、あまり大きな値段の差があると中国では「転売の対象商品」にしかならないのですね。
↑ 180円で自由にトッピングするホットドックは大人気ですね!
中国人が日本で爆買いをしていった時代もありましたが、その後大分落ち着きましたね。
コロナ渦の今は海外で買ってくることも出来ないので、こういうお店は余計に人気なのかもしれません。
2.代行すること
地方に住む親戚や友人などの分まで購入して買ってもらうことで、結果的には転売と同じように多少の手間賃として利益が発生します。
日本でも暖房便座を10個も購入して成田を経つ中国人のニュースを見たことがあります。
インタビューに答えた彼らは「親戚の分を全部買ったんだ!」と話していました。
日本への飛行機代なんかより、ずっと儲かるのかもしれませんね!(>_<)
私は上海に行ったことがありますが、印象はあまり良くありませんでした。
↑ 上海の夜景は素晴らしかったなぁ~
↓ パンダのぬいぐるみを買った記事はこちら
- 切符売り場で横入りしてくる
- 吊り革を掴もうとしたら横から掴んできて突き飛ばされた
- 買い物をしようとしたら手に持たされてお金を要求された
そんな思い出があります。
もちろん素晴らしい夜景とか美味しい料理とか、よい所も沢山ある中国ですが、民度の部分ではガッカリすることが多々ありました。
↑ 季節が合えば、上海蟹は是非食べたいですね!
日本でも在宅で稼ぐ1つのやり方として「転売ヤー」というのもありますが、全く興味を持てないです。
オークション(メルカリやYahoo)とは欲しいものがあった時に買い、もう使わなくなった物や貰いものだけど使わないというような物を売りたい時に利用するものだという認識です。
転売や代行で稼ぐという発想にはならないですね…。
海外で〇〇を買って来て!と頼まれることは多いですが、
- 可能なら買ってくるけどわざわざ行くことはしないと言っておく
- 確実に買えると知っているもので安いものは立て替えるけど高いものは断る(失くしたら大変なので…)
- 割れたり壊れそうなものは断る
- 荷物になりそうな大きなものは断る
そういうルールにしています。(キリがないですからね…)
日本人が持っている「常識を守る精神」と「恥ずかしいという感覚」は大事にすべきなんだとつくづく感じます。
転売や代行はかまいませんが、最低限のルールだけは守って欲しいと思います!!( *´艸`)