なんとなく観始めたドラマでしたが、この年齢だからこそ響くものがありました。
ナビレラ…ウェブ漫画を原作とした韓国のドラマやミュージカルのタイトルでもあるそうです。
日本でもミュージカル化されています。
主役の一人は「Sweet Home」でチャ・ヒョンスを演じたソン・ガンのバレエの上手さに脱帽!!でした。
↓ 「Sweet Home」3シーズンの記事はこちら
ソン・ガンさんのバレエ歴は5ヶ月というからビックリです!
才能のある方は何をされても短期間で習熟してしまうのでしょうか…うーん、上手すぎ!!
立ち姿勢もめっちゃ素敵だし、即席でここまでお上手とはどれほど練習されたのだろうか…と思ってしまいました。
勿論、練習シーンなどでもプロのダンサーが吹き替えている部分もありますが、その違和感の無さは特筆すべきものでした。
ブロ友のそら豆さんも☆6つの納得の作品でした!
70歳でバレエを始めたいと真剣に考えるシム・ドクチュル(パク・イナン)は、郵便配達員として家族を支えるために定年まで必死に働きました。
引退してからは、夢を叶えられなかった友人などを見送り、自分はこれからどう生きて行くのかを考えます。
小さい時から夢に観ていたバレエの世界。そして「白鳥の湖」。
彼はスタジオで一人踊る23歳の青年イ・チェロク(ソン・ガン)の姿に魅入ってしまいます。
↑ https://www.bihann.com/drama/2041.htmlより引用させていただきました
そのまま「バレエを教えてください!」とそのスタジオの主宰であるスンジュ(キム・テフン)に頭を下げます。
最初は二人とも「何言ってる??」という感じで相手にしませんが、いつの間にかレッスン生として受け入れてしまうのです。
ドクチュルのバレエの先生として直接指導したのはチェロクでした。
↑ https://nfreaks.jp/post/netflix-navillera/より引用させていただきました
年齢を超えた二人の師弟関係は、面白いほど周りを取り込んで暖かい感情を引き出してくれます。
ドクチュルの家族も最初は大反対でした。
- 長男は仕事人間で、エリートになることこそ正しい道だと信じている
- 長女は子供が出来ないことで心にぽっかり穴があいていました
- 次男は元医師でしたが、術後に死なせた患者のことで医師を辞めていました
そこに、孫のシム・ウノ(ホン・スンヒ)や妻のチェ・へナム(ナ・ムニ)なども加わり、一家はドクチュルおじいさんを中心に色々な出来事に直面していきます。
ドクチュルにはみんなに隠していた病がありました。
「アルツハイマー」です。
レッスン中にもしっかりメモを取り、「忘れないように…忘れないように…」それが彼の日常でした。
チェロクのマネージャー役も引き受け、ドクチュルの毎日はとても忙しく、病気のことなど忘れさられたかのように充実した日々になっていました。
↑ https://nfreaks.jp/post/netflix-navillera/より引用させていただきました
ところが、この「アルツハイマー」という病気は残酷です。
どんな瞬間に一段階悪くなっていくかは誰も計算できません。
おじいさんには「パニック」になる瞬間も訪れるようになっていきます。
チェロクには刑務所から出所したばかりの父がいますが、母は亡くなっていました。
身寄りがないチェロクを、おじいさんとその家族は暖かく迎えてくれました。
サッカーの監督をしていた父は、体罰が原因で刑務所に入るのですが、その時からサッカーを諦め素行が悪くなってしまった同級生ホボム(キム・グォン)が何かにつけてチェロクに絡んできます。
チェロクを怪我させてしまうようなホボムでしたが、彼はおじいさんと知り合うことにより徐々に何かが変わっていきます。
↑ https://nfreaks.jp/post/netflix-navillera/より引用させていただきました
夢を追う老人が、自分の夢を叶えようとする過程で、素敵な変化を周りに起こすのです。
- 仕事人間で生きることの無意味さ
- 世間体でバレエを嫌うことのあさはかさ
- 勝手に諦めたくせに人に当たることの理不尽さ
- 好きなことを選択することの意義
私達も自分の夢や好きなことを忘れて生きてきた期間が誰でも必ずあると思います。
正に今私はやりたい仕事をしている訳ではないし、主人も友人も同じだと思います。
↑ 娘も息子もバレエは少々やっていました…
だけど一度立ち止まったら、その先は「私は何をやりたいのだろう…」と、そこを考えてみてもいいのではないか??
そんな風に思わせてくれる素敵なドラマでした。
叶わないで来た夢…あなたにとってそれは何か?
このドラマを観て思い出してみて欲しいって思いますm(__)m