ピノキオのお話の中のことではございません!
ゼベットじいさんは巨大クジラのお腹の中で猫のフィガロたちと一緒に生き延びておりましたが、こちらは現実のお話です!
アメリカ・マサチューセッツ州の沿岸で海に潜ってロブスターを捕っていた漁師のパッカードさんが遭遇したのは口が大きなザトウクジラでした…
その巨大クジラの体長は約10メートルで、最初はサメにやられた…と思っていたパッカードさんでしたが、その口内に歯はありませんでした。
「光が見え、クジラが頭を左右に振りはじめた。次の瞬間、私は外(水中)に出ていた」
というのが救助されたパッカードさんが話した内容です。
つまり、クジラはパッカードさんを一端は口に入れたものの、違和感を感じで吐き出したということなんですね!!
↑ https://www.cnn.co.jp/photo/l/1002437.htmlより引用させていただきました
良かったです!!飲み込まずに済んで本当に良かったです!!
童話の世界ならいざ知らず、普通に考えて、飲み込んでしまったら命はなかったと考えるのが普通ですよね…(>_<)
パッカードさんの仕事仲間は、彼が吐き出された瞬間を観ていたと言います。
この話に信憑性があるのかどうかという議論も多少あったようではありますが、この現象はクジラの生態を考えれば、とても理にかなっていると言えるそうです。
クジラは前進する方向へ向けて大きく口を開いてエサとなる魚を口の中にがっぽり水と一緒に飲み込みます。
口はどんなに大きくても、喉穴はそんなに大きくないクジラは、あまりにも大きいと感じた人間を吐き出すことで自らの危険を避けた可能性があると言います。
それでも一度口の中に入った経験はもの凄く貴重なものだったと思います。
クジラとは距離を取ることが非常に大切なことであり、クジラの前方にいることは本当に危険なのだと言うこともわかりますね!
大きなクジラにとって人間はいかに小さい生物であるかが、わかる写真を貼っておきたいと思います!
↑ https://www.afpbb.com/articles/-/3237738?cx_part=p1linkより引用させていただきました
口の中に捕らわれようとしているのはあの可愛らしい「アシカ」ですが、アシカも人間と比べて少し小さいぐらいの生き物ですよね…。
つまり、人間がクジラの前方にいれば、口の中に入ってしまうなんてことは普通に起こってくることなのです。
クジラの口って本当にデカいんだなってつくづく感じる写真ですね~(>_<)
- クジラの胃袋からも生還したゼベットじいさん
- オオカミのお腹の中から生還した赤ずきんのおばあちゃん
そんな話は童話だけのお話ではありますが、クジラの喉元を通り過ぎることがなければ、こんな生還はあり得ることなのかもしれませんね!
それにしてもリアルに考えたらとっても恐ろしい…(>_<)
もし私が漁師のパッカードさんだったら「クジラ恐怖症」になったと思います(笑)
↑ 童話の中でも現実でも「出会いたい」と思わせてくれる大きなクジラ…
ザトウクジラって歯がないの??
クジラの種類によって歯の本数や大きさにはかなりの差があるようです。
パッカードさんが遭遇したザトウクジラの場合は、ヒゲクジラの一種であることから歯はなく、その代わりに進化したクジラヒゲというヒダが存在するようです。
ヒダは獲物を喉元まで送り込むことは出来ますが、噛むわけではないので小さくすることはできません。
つまりヒダだけだと大きなものを噛み砕くというようなことは出来ず、水と一緒に吐き出すしかないんですね!
こんな口内構造が幸いし、助かったということではあるのですが、何はともあれ無事で良かったです(#^^#)
海に落ちてしまって大きなクジラが近づいてきたら、顏前を避けるようにすることが大事なんですね!
そんなハプニングは私自身には起こったりしないと思いますが、このニュースからちょっとだけ意識に残ってしまった危険回避であることは間違いありません!(笑)