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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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一瞬で消えた街、ボンベイ(ナポリ)の遺跡が現代に伝える真実とは…

ヴェスヴィオ火山の噴火で一瞬にして消えた街がこのボンベイです!

 

行きたいトコロ!!第32弾です。

西暦79年のことでしたが、日にちについては8月という説とか10月という説とかもあり確かではありません。

 

そのちょうど17年前の69年にはボンベイ地震がありました。

 

そのせいで復興も不完全な状態のまま噴火を迎えたのです。

 

↑ 綺麗に整備された街並みです…

 

この噴火でボンベイ市は一瞬で土の中に埋まってしまいました。

 

当時は約20,000人がこの都市に住んでいたと言われています。

火口から海までを覆ったこの雲は、現在では火砕流として知られていますが、あの時代ではそれは太陽の大爆発かのように語られていたと言います。

地面は地震のように揺れ、津波も発生しました。

その後1,000年もの間、人々はそこに集落を作ることはしませんでしたが、地中に都市が埋まっていることはわかっていました。

その後18世紀に入ってから遺跡として発掘されることになりますが、生き埋めになった人々が、

 

  • 子供だけは守ろうとした様子
  • 飼っていた犬が苦しみながら死んでいった様子
  • 裕福な人とそうでない人が同じ空間で発見されている

 

遺体は腐敗していたものの、空洞だけが残り、そこに石膏を流し込んで当時の様子を再現したことからそれらのことが分かったのです。

 

https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/3/8/1/6/7/4/201710171016/pompei31-Lancevortex.jpg

↑ https://www.bbc.com/japanese/55032791より引用させていただきました

 

現在でもガラスケースの中に2体展示されていて、片方は頭蓋骨が残っていますが、ミイラではなく石膏なんですね…。

 

ここには色々な人間模様もありました。

 

剣闘士たちに混じって一人だけ華やかな装身具を付けた女性が発見されたのですが、彼女は当時大人気だった剣闘士に惚れてしまった令嬢が寄宿舎に忍び込んだのだとみられているのです。

 

↑ 人々が沢山歩いていたのですね…

 

その剣闘士は罰せられ、牢に繋がれたまま息絶えていたといいます。

 

面白い建造物も沢山出てきました。

当時社交場だったのが「トイレ」です。

2人掛けのトイレも発見されており、片方にはご主人様が座り、隣で奴隷が使っていた痕跡もありました。

そんな太古の時代にも、ちゃんと上下水道が完備されていたことを知ることが出来る貴重な遺跡でもあるのです。

誰もがきれいな水を飲むことが出来るシステムがボンベイにはあったのですね!!

 

公衆浴場が市民には欠かせないものだったこともわかっています。

 

温浴、サウナ、水風呂、マッサージ室などもあり、脱衣所まで完備されていたようです。

 

https://tabicoffret.com/assets_c/2019/07/750c221864d3aaaa81619abc65574211-thumb-700xauto-127430.jpg

↑ https://tabicoffret.com/article/72782/より引用させていただきました

 

水盤の中心に通水穴があり温水と蒸気が吹き出すようになっていたサウナ室などは、現代でもその手法が生かされているようにも思いますね!

パン屋さんやクリーニング店、娼館なども存在していたようです。

 

https://tabicoffret.com/assets_c/2019/07/4772dcc0c23cb7fce61977c55f721e40-thumb-700xauto-127432.jpg

↑ https://tabicoffret.com/article/72782/より引用させていただきました

パン焼きの窯もあるのです…凄いですね!

 

ボンベイの豪邸の造りも興味深く、金庫までも発見されています。

 

通りに面した方は商店などに貸していたとみられ、入りこんだ内側に住居スペースがあったと思われます。

 

ここにも興味深い人間模様がみて取れます。

 

大邸宅の主人が財宝をかき集めたまま息絶えていたことがわかっています

どんな状況でも人間の欲というものは、捨てきれるものではないということの現れではないでしょうか…(^^;)

 

ここには町があり、人々が暮らしていたのです。

 

一瞬で埋もれて息絶えてしまうなんてことは考えてもみなかったと思います。

遺跡が語ってくれる当時のボンベイの街は、現在ユネスコ世界遺産に登録されています。

 

↑ 当時の山と街並みは明るい色だったのではないでしょうか…

 

ボンベイに行くにはイタリアの「ナポリ」を目指しましょう。

ナポリからボンベイに行くには、

ナポリ中央駅から私鉄であるヴェスヴィオ周遊鉄道に乗って「Ponpei Scavi駅」で降りる方法で駅からは徒歩数分という方法です。

 

https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_pict/32/62/78/650x_32627830.jpg?updated_at=1393849078

↑ https://4travel.jp/travelogue/10863652より引用させていただきました

落書きがいっぱいある車両もあるようです👀

 

正確にはナポリ中央駅に隣接している「ナポリ・ピアッツァ・ガルバルディ駅」から乗ることになります。

帰る時も終点ではなく、ガルバルディ駅で降りることを忘れないでください。

 

次にイタリアに行ける機会があるのなら、私はナポリに行きたいです(#^^#)

 

どうしてもこのボンベイを訪れて、当時の街を頭の中で想像しながら歩いてみたいのです。

 

ナポリには「考古学博物館」や「地下都市遺跡」などもあります。

 

https://amoitalia.com/wp2/wp-content/uploads/2020/05/napoli-sotterranea.jpg

↑ https://amoitalia.com/area/campania/napoli/napoli-sotterranea/

より引用させていただきました

地下都市…美しくて別世界に見えます。

 

遺跡マニアでもありませんが、一瞬にして灰の下に埋まってしまった街は決して忘れてはいけない街なんじゃないかって思うのです。

急に火山の噴火で日常が真っ暗になった当時の人々は、どれほど怖かったでしょう…。

手を合わせるシーンも沢山ありそうですが、世界遺産としてこういう建造物が残され、現代の自然災害に対する見識を教えて下さっているのだと思うと凄いことですね…m(__)m