久々に吉祥寺の友人と渋谷の映画館、「ヒューマントラストシネマ渋谷」へ行ってきました。
「ヒューマントラストシネマ渋谷」はちょっと他の映画館とは違う感じが好きなんですよね(#^^#)
8階がチケット購入になっていて、7階にエスカレーターで行きます!
↑ 可愛い!!!バルーン仕様でしたね!
Flowの猫ちゃんがいてとっても可愛い!
コーヒーを飲みながら開場を待ちます。
一匹の猫がFlow(流れ)に巻き込まれ、命の危険も隣合わせの状況の中、種類が全く違う動物たちと心を通わせていくお話です。
全く下調べ無しで行ったけど、その方が良かったので、ちょっとネタバレしちゃうのが申し訳ないですが、登場人物(動物)はチラッとご紹介したいと思います。
猫ちゃんが暮らしていた森と家は洪水で飲み込まれてしまいます。
人間は一切登場しません!
流れて来た帆がついた小舟に何とか乗ることが出来た猫ちゃんは、たまたまそこに居合わせたカピバラちゃんと出会います。
↑ Flow : フォトギャラリー 画像(10) - 映画.comより引用させていただきました
マイペースでダラダラと寝てばかりのカピバラちゃんも本当に可愛い!
でもカピバラって性格的にどうなのかは全くしりませんが、なんとも「カピバラ」っぽいと思ってしまったから不思議です(笑)
そして、次に出会ってしまうのがキツネザルです。
この子は本当に落ち着きがない!(;´Д`)
細々と色々なものをカゴに片付け、その中味を独占します。(光るものが好きなのかしら…)
↑ Flow : フォトギャラリー 画像(12) - 映画.comより引用させていただきました
集めるのも好きですし、コレクション力が半端ない(笑)
そして次に出会ったのは、映画の冒頭にもちょっと登場する犬で、種類はラブラドール・レトリバーだと思います。
↑ Flow : フォトギャラリー 画像(11) - 映画.comより引用させていただきました
このワンちゃんはとっても優しい感じがしますが、犬種でもラブラドール・レトリバーって優しいイメージがあるのでピッタリだなって思いました。
そして最後に加わるのがヘビクイワシです。
とても気品を感じるような真っ白で綺麗な鳥です。
↑ Flow : フォトギャラリー 画像(18) - 映画.comより引用させていただきました
猫が仲間たちに襲われそうになったところを助けてくれたことで、怪我をしてしまい、同じ舟に乗ることになります。
↑ Flow : フォトギャラリー 画像 - 映画.comより引用させていただきました
全く種類の違う5種の動物たちが、色々な自然が厳しい状況下で仲間意識が芽生えて行くのですが、それぞれの動物の習性みたいなものが上手に描かれています。
まるで動物図鑑から目隠しでランダムに選んだような動物の選定も素晴らしいと思いました。
監督はギンツ・ジルバロディスで、5年をかけてスタッフと一緒に制作した作品です。
- 2025年のアカデミー賞「長編アニメーション賞」
- 2025年のゴールデングローブ賞「アニメ映画賞」
も受賞した素敵な作品でした。
台詞は無く、水の音や風の音などの自然な音、動物の鳴き声しかありません。
それでも観ている私達は時に全力で応援し、時に一緒に不安になり、クスっと笑ってしまう場面も…。
猫や犬を飼っている人には「そうそう、そうなんだよね!」って思うようなしぐさやクセもいっぱいあって楽しめちゃうと思います。
自然は時として、動物たちの命を奪い、人間だって例外ではない。
ちょっとした自然が巻き起こした偶然が、生き物を生かしたり死なせたりしてしまう…。
↑ Flow : フォトギャラリー 画像(17) - 映画.comより引用させていただきました
だけど、全く種類の違う動物たちが心を通わせ、時に協力をして何かを成し遂げる…。
人間へのメッセージでもあると思いました。
どうやって動物の種類を決めていったのだろう…という点が凄く興味深いと思いました。
カピバラとキツネザルとか…本当に生態を知らなかったのですが、どんどんその性質が愛おしく感じられてくるから不思議です。
こんなに違う種類の動物たちが、一体感を持って協力し合うことが出来るのに、人間は?…って所もこの映画の主題なんじゃない?と思いました。
自然の脅威の前では、人間は本当に無力です。
↑ Flow : フォトギャラリー 画像(16) - 映画.comより引用させていただきました
自然の猛威がどんなに凄くてもその合間に見える美しい地球に圧倒されます…
戦争してる場合じゃなくて、ここは世界が一つにならないと人類は終わっちゃうんじゃない?
なかなか深くて良い映画でした。
↑ 大人にこそ観てほしいなって思いました!
友人は、「神話」の要素も感じられた…と話していました。
「ノアの箱舟」のオマージュ…そういう見方もあるかもしれません!
誰と観ても語ることが出来る良い映画だと思いました!(#^^#)
この後のランチや行った場所については明日の記事で書きたいと思います。