海が大好きな私は1992年当時に観にいくべきだったのですが、長男の出産で断念していたのでこれが映画館で観られるのはとても嬉しかったです!
海のブルーがこんなに美しいとは…ギリシャ、シチリアの海の美しさを思いっきり感じることができました。
監督はリュック・ベンソンで恐らく彼の代表作とも言えると思います。
主人公のジャック・マイヨール(ジャン=マルク・バール)は、ギリシャの海で育った美しい瞳を持つ青年です。
そこでは2つ年上のエンゾ・モリナール(ジャン・レノ)とのやり取りもあって、いずれも海での思い出であり、二人の人生がいかに海と繋がりが深かったかがわかります。

↑ スマホまで映りこんじゃいましたね…(^^;)
大人になったジャックは、「潜る」仕事をしていましたが、エンゾもまた、同じように潜って人を助けるような仕事も地元でやっていました。
↑ グラン・ブルー 完全版 : フォトギャラリー 画像(11) - 映画.comより引用させていただきました
エンゾはジャックを「潜水選手権」に誘います。
潜ることが彼らの人生そのものなんだな!と観ている側はすぐに納得出来るほど、二人は「海にいる時だけが幸せ」という雰囲気を醸し出しています。
そんなジャックに一目惚れしてしまったのがジョアンナ・ベーカー(ロザンナ・アークエット)でした。
これね、凄く理解できる恋への堕ち方だったのですよ!
ニューヨークでバタバタした生活を送っている彼女には、「美しい目をして優しい笑顔で接してきた青年風のジャック」に恋をしない訳がない!
ニューヨークでの面白みのない生活もなるほどね!って感じで描かれているので、彼女の気持ちに寄り添いやすい…。
そんなシチュエーションとビジュアルで出会うわけですから、もうどっぷり彼の世界に惹きこまれてしまう訳です!!
↑ グラン・ブルー 完全版 : フォトギャラリー 画像(8) - 映画.comより引用させていただきました
ジャック役のジャンって本当に笑顔が素晴らしくて、それはもう特筆もんです(笑)
ジャックの家族はイルカたち…その関係は女性からみると憎たらしいぐらいに親密で仲良しです。
↑ グラン・ブルー 完全版 : フォトギャラリー 画像 - 映画.comより引用させていただきました
ジャックは幼い時に、目の前で父を潜水中に亡くしていました。
反面、エンゾは家族との関係がめっちゃ親密で、いつまでもママの立ち位置が相当上なのがイタリア人らしいと言えばそうなのかなってすんなり思えます。
(マフィアのボスだって、ママには弱い…そんなことを聞いたことがあります)
↑ グラン・ブルー 完全版 : フォトギャラリー 画像(3) - 映画.comより引用させていただきました
ジョアンナは全てを投げうってジャックと生きることを決めて、NYでの生活を終えて引っ越してきます。
女性とのお付き合いなんてしたことがなかったジャックは、心の安定はやっぱり海にしかなく、イルカとの交流が一番の癒しでした。
心に残るシーンがありました。
ジョアンナは、「私だって家が欲しいし、赤ちゃんも産んで車もあって普通に生活したい」と言いますが、ジャックは不思議そうな表情をします。
↑ グラン・ブルー 完全版 : フォトギャラリー 画像(2) - 映画.comより引用させていただきました
海に生きる彼には「家庭生活」というイメージが持てなかったのだと思います。
ここで感じたのは特別なものを持つ人間は、その世界の中で生きていて、その他のものにそもそも興味を持てないのではないだろうか…
ちょっと「国宝」を思い出してしまいました。
- 素晴らしい才能と本人にとっては何より魅力的な世界がある…。
- 異性の存在はそれほど大きくなってはおらず、悲しませてしまう…。
私には特別な才能もなければ、そこまで夢中になれるものは何もない!
旅行が好きだと言っても、家族を捨てて…とはならないですよね!
スポーツの部門、芸能の世界、アートや音楽の世界…。
そう言う場所には特別な人がいて、特別な想いで活動をしていて、周りは悲しい想いをしていることも多々あるのかもしれない。
↑ グラン・ブルー 完全版 : フォトギャラリー 画像(4) - 映画.comより引用させていただきました
結局エンゾもジャックも「海に返って」往きます。
いつの日か観られるだろうか…と思っていた作品を4Kの美しい大画面で観られて良かったです。
何よりイルカの可愛さとその演技が最高でした。
助演男優賞・助演女優賞を差し上げたいほどイルカたちの演技??が素晴らしかったのです。
海は美しい、そしてもの凄く怖い…それをしみじみ感じられる映画でした。





