沖縄には独特な音楽の調べがあって、近年では「ポップス」にも取り入れられていますね。
実はこの5音の旋律は、沖縄だけでなく鹿児島県奄美群島の沖永良部島と与論島でも使われています。
私が若い時代には「Begin」などの楽曲で親しみやすさを感じていました。
↑ 沖縄古宇利島のハートロック♡ また行きたい~♪
そして、その楽曲の1つである「三線の花」がとっても思い出深く、今でも耳にするとホンワカした気持ちになってしまいます。
息子が12歳の時、割と有名な劇団の舞台のオーデション(一般公募です)で自由曲というのがあって、その舞台が沖縄の話であることから、息子は「涙そうそう」で勝負すると言いました。
カラオケボックスでその練習と音源取りに付き合い、挑んだ当日、待合室のような部屋で親はお待ちくださいと言われました。
隣から聴こえてくる色々な歌声を聴きながら、流石にみなさん素晴らしいな~と惚れ惚れした感じで聞いていました。
男の子も女の子もいます。
その日のその時間帯には、30人位の子供たちが5人ずつ入っていった記憶があります。
話す声は聴こえてきませんが、オーデションを受ける子供たちの歌声は一部屋の壁を通り越して響いてきます。
丁度5人ぐらい過ぎた時、聞き覚えのある声が聴こえてきました。
息子の「涙そうそう」です。
普段カラオケや家で聴いていたはずなのに、なんだか涙が出てきました。
母の顔面は、もう、ほんまもんの「涙そうそう」です。(笑)
その時、この子は歌が大好きなんだなぁ~と感じました。
それまでもミュージカルを受けることが多かったことからも、歌を歌いたいんだなぁ~と感じてはいましたが、それがハッキリとわかった感じがしました。
そして見事に合格し、その舞台で素晴らしいキャストの方々と歌わせてもらった「三線の花」が今でも忘れられずにいます。
子役は「兄と妹」という兄弟設定で、沖縄の基地に対する感情とか、沖縄の海の素晴らしさとかを題材にしていてすごく感情移入してしまいながら観ていました。
子供2人だけの楽曲もBeginさんが提供してくださり、プロの歌唱指導も受けられて息子も貴重な経験をさせていただいたんだと思います。
本人に感想を聞いたら、「声変わり期」で葛藤だったよ!と言っておりました…
この前の年、そしてその前の年にも自らオーディションを受けてミュージカルに出演していました。
だけど、この年のこの日、初めて私が「この道を選んだとしても一生、息子を応援して行こう!」と心に誓った瞬間でした。
それにしても「ド・ミ・ファ・ソ・シ」だけで何であんな心に響く音楽が生まれるのでしょうか。
私は小さいときにピアノを習っていましたが、沖縄ソングを弾いたことはありませんでした。
琉球音階の不思議な感覚に惹き込まれると不思議な暖かさと懐かしさを感じるのです。
この「三線の花」はその後、2006年の10月に発売され、映画「涙そうそう」の挿入歌にもなっています。
息子の出演から年をあけた1月の3日から、家族で沖縄へ旅行しました!
完全に影響されて、沖縄の歌を聴かせてくれるお店に行ったり、三線(沖縄の三味線)のお店を訪ねてみたりしました。
↑ http://oki-park.jp/shurijo/event/1319より引用させていただきました
三線です! 蛇皮のは高いです…
今でもちょっと落ち込んだりすると、沖縄ソングを聴きたくなったりします。
励まされる感じがするからだと思うんです。
今流行っている瑛人(えいと)さんの「香水」という歌にもちょっと共通点を感じるなぁ~と思っていたら、「レ」と「ラ」がほとんど使われておらず、♭(フラット)が3つの変ホ長調の楽曲だったのですね。
YOASOBIの「夜に駆ける」や「鬼滅の刃」の主題歌であるLiSAの「紅蓮華」など良い歌が最近でもどんどんリリースされて、今の歌の売れ方は本当に変わってきたなって思います。
面白いことに「夜に駆ける」も変ホ長調なんですよね!
どこか「エモい暗さ」を表現するには「変ホ長調」の曲は最強かもしれません。
話は反れましたが、もう一度沖縄の音楽が着目される日が近いように感じています。
そして大好きな沖縄の方言を3つ!
です!(笑)
3番は生まれ変わったら、言われてみたいだけです!ハイ!( *´艸`)