海外といってもアメリカ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、ヨーロッパ諸国、カナダなどで良く見られる光景なので知っていてほしいと思います。
実は、私の母は日系2世(アメリカ)だったため、この洗い方をしていたのですが、父は生前そこに一過程加えることを母に教えたと聞きました。
↑ アメリカらしいキッチンの風景
それでは、その洗い方とはどういうものだったのでしょうか!
- キャップ一杯の洗剤を洗い桶や小さめのシンクに入れます。
- そこにお湯をたっぷりと注ぎます。
- さっと水で流した食器をその中に浸します
- 目の粗い布巾やスポンジでさっとその中で洗います
- 水切り籠にそのまま並べます
- 水気を拭き取ります
さて、何が足りないのでしょうか??
そうです!!大事な一過程である「すすぎ」が無いのです。
この洗い方は海外では昔から現在に至るまで、大きな変化はないと思われます。
つまり洗剤に浸している食器をそのまま乾かして、拭いてしまうのです…( *´艸`)
↑ このまま乾かしてから拭いちゃいます!
これを各家庭でやっている分には問題ないけど、レストランやバーなどでもそうだと思うとちょっぴり構えてしまいますよね!
でもこれにはご当地なりの理由があることがわかります。
- 水は貴重な資源なので無駄にできない
- 硬水が多いため、ミネラルが残ってしまって水垢のようにシミになる
- 水道水の殺菌が完璧でないため、逆に汚染されてしまう
などのなるほどなーー!の理由があるというのです。
海外の水と比べても、日本の水は蛇口をひねればそのまま飲めちゃう位安全であることが逆に奇跡のようなお話なのです。
その上、日本は降水量もそこそこあるので乾燥している地域に比べるとずっと水を豊富に使えるのです。
海外で「日本の食器の洗い方」をすると、ときに
- 水の無駄遣いをしないで!
- なんで2度も洗うの?
- 安全じゃないからやめて
という意見が飛んでくることがあるということです。
↑ 見た目はどちらも綺麗に見えますよね~( *´艸`)
「郷に入っては郷に従え!」という諺がある通り、海外のレストラン等でバイトをしたり、ホームステイでお手伝いをする機会があったらこれは慣れないといけませんね…( *´艸`)
ニューヨークで留学していた頃、インドレストランの厨房が見えたことがあったのですが、まさにこの「泡付きのまま拭く」という食器の洗い方をしていました。
軽く「ぞぞっ」としましたし、友人と「インド料理店だけ?」なんて話していましたが、友人がシェアしている部屋で他の国の住人がみんなこの洗い方をしていたので聞いたことがありました。
「日本人は神経質なの?」と言われて笑われました。
文化の違いとかは確かにあるなと思ってはいましたが、食事は口に入るものなのでとても気になったことを思い出します。
いつもの海外旅行でそのことを意識して食事をすることはありませんが、時々ふと思い出します。
そして日本の安全なお水に感謝の念を忘れてはいけないなって思います(#^^#)
浄水場の技術とか、浄水器の開発とか、日本は本当に「水」の安全面に対しては素晴らしい成果を出していると思います。
そういう意味でも「日本は安全な国」だと言えますよね!
↑ 日本人で本当に良かったな~と思うことも多いです(#^^#)
海外を知ることで「日本の良さ」を知ることが沢山ありますが、食器の洗い方を知った時本当に日本の安全な環境に心から感謝しました。
母は、父に習ってちゃんと「日本式」の洗い方を続けていました。
でも、「三つ子の魂百まで」なのか、洗剤を入れたお湯にお皿をつけて洗うことだけはずっとやっていましたね。
そこに「すすぎ」を加えてくれて本当に良かったです!(笑)
洗剤で野菜を洗うという方も結構いらっしゃるようなので、逆に「そこは理解できるよ」という方もいるのかもしれませんね(#^^#)
わたしはしっかり「すすぎ」をしますし、娘もそれを受け継いでくれています!