今日はちょっと友人と予定が合わなかったので、一人で映画とランチに行ってきました。
映画は「ドライブ・マイ・カー」です。
カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に収録された短編「ドライブ・マイ・カー」の映画化です。
監督は濱口竜介さんで、脚本も自らが書いています。
村上春樹が大好きということでもありませんが、彼の小説は結構読んでいますので、その世界観はある程度知ってるかな…ぐらいの感じで観に行きました。
この映画はかなり脚本が良い!という印象を受けました。
時間的には3時間という長い映画で、寝不足で行くと絶対に夢の世界に行っちゃいます!(笑)
それほど車の中での「台本読み」のカセットテープの音声が流れている時間も多いので、景色の流れと相まって眠たくなっちゃいます('◇')ゞ
主役の家福悠介(西島秀俊)は舞台俳優の役ですが、妻の音(霧島れいか)は脚本家です。
そして妻が可愛がっていた若手俳優高槻(岡田将生)もまたこの夫婦に深く関わっていきます。
↑ https://www.fashion-press.net/movies/gallery/23893/22147より引用させていただきました
音は夫を愛しながらも、他の男と関係を持っていました。
家福はその現場も目撃してしまいますが、妻には話さずに過ごしています。
↑ https://www.fashion-press.net/movies/gallery/23893/22134より引用させていただきました
内容についてはあまりネタバレは避けた方がいいのかもしれませんが、主題は「無意識に犯している罪」を背負って生きていくことの重みや辛さみたいなものを描いているのではないかと感じました。
そんなつもりじゃなくても、ちょっとした判断で人を死なせてしまうなんてことは日常でも少なくないのかもしれません。
殴った相手が死んだらそれは勿論「過失致死」
これはハッキリしています。
しかし、
- 助かるかもしれない母親を自然災害の時に知っていながら助けを求めなかったら?
- 話があると言われた日に、聞きたくなくて遅く帰ったら妻が脳梗塞で倒れていたとしたら?
これはどちらも殺人ではありませんが、事情によっては一生背負わないとならない「後悔」になってしまうのです。
自分があの時こうしていれば…助かった命だったかもしれない…
「死」が関わってくると単なる後悔では済まないのです。
家福が広島の公演を行う際に、ドライバーを付けることが条件になっています。
最初は自分で愛車を運転することに拘っていましたが、運転の上手なドライバー渡利みさき(三浦透子)に出会いドライバーとして彼女を認めます。
↑ https://www.cinequinto.com/shibuya/movie/detail.php?id=624より引用させていただきました
三浦さんもこの役にピッタリで、寂しい人生をしっかりと背負った演技は素晴らしかったです。
静かに、それでもキッチリとドライバーとしての仕事に向き合う姿は本当に凛々しかったです。
辛い過去を背負ったもの同志が、自分の人生を互いに話すのも家福のマイカーの中です。
家福の妻もみさきの母も、彼らに見せていた顔の他にもう1つの顔があったように描かれていました。
だけど私は、そういう顔も含めてその人自身であり、隠そうにも隠せないものなのではないかと思います。
身近で暮らしていると、自分にとって面白くない部分については無意識に目を瞑ろうとしてしまいがちですが、もしかするとそんな部分も彼・彼女自身であることを認める強さが必要だと思いました。
撮影のほとんどは広島だったと言います。
↑ https://www.fashion-press.net/movies/gallery/23893/22136より引用させていただきました
その他にも北海道、韓国もロケ地になっています。
窓から海が見える宿泊施設が出てきて、最高でした!
ランチは池袋サンシャインの地下にあるクア・アイナへ寄りました。
↑ https://www.kua-aina.com/shop/801.htmlより引用させていただきました
↑ 店内はこんな感じでした(#^^#)
「厚切りチェダーアボカドランチ」(ポテト・ドリンク付き)(1,600円)をいただきました。
すっごくハンバーガーの気分だったのです(#^^#)
↑ ドリンクとポテトが付きます!
ついこの間も横須賀で食べたばかりだったのになんだか不思議ですね(#^^#)
店内にはサーブボードも飾られていて、とってもハワイアンな内装が嬉しいです!
ハワイを思い出せるので、ここのハンバーガーは好きです!
ボリューミーなので、夕飯があまり食べれませんでしたが、食べたいものが食べれるってやっぱり最高ですね(#^^#)
ここで「クア・アイナ」池袋サンシャイン店について
電話:03-5953-4811
営業時間:11:00~20:00
※コロナ乃蔓延防止期間中のため時短営業をしています
定休日:なし(施設に準ずる)
席数:62席
カード:可
電子マネー:一部可
久々の映画でしたが、とても考えさせられるような内容で、帰りもずっと考えながら帰ってきました。
最近長時間ドライブはしていないので、ちょっと運転をしたくなりました(^^)/