この事実は本当に「なんかズレてない?」って思ってしまいましたね!
そもそも2018年に市の要請を受けてヒグマを射殺した猟友会のハンターが、猟銃を使った際に住居に届く恐れがあったとして、北海道公安委員会によって猟銃所持の許可を取り消されました。
処分の取り消しを求め提訴したハンターでしたが、札幌高裁はその訴えを退けました。
↑ どんな緊張感で猟をされているのでしょう…
北海道猟友会の会長は今の法律のままだと、全ての責任がハンター側にあり、猟銃の発砲において警察や市と連携が取れていない市町村では依頼を拒否する姿勢であることを発表されたそうです。
これを聞いて私は思いました!
当然だよなー!!
命の危険が伴うことをしているのに、猟銃を撃てば「ハンター側が罰せられる」のでは、割に合いません…。
生きものを追い詰め、戦っているのは市の職員でも警察官でもないのですから…。
それであれば、もっと細かいところまで詰めたうえで要請するべきだと思います。
ヒグマの方も必死ですし、逃げてるうちに民家の近くまで来てしまうこともあるでしょう。
↑ 出来るものなら一生会いたくないですね!
民家の方の避難・誘導などを警察などが率先して行ってこそ、ハンターは命を賭けられるのではないでしょうか…。
ご主人が猟の免許を取った友人から聞いたことがあります。
鹿でもイノシシでも猿でも、日本の農家を営む方達にとっては本当に厄介な存在なのだそうです。
↑ イノシシはかなり狂暴なんだそうです…ウリボウはあんなに可愛いのに…
山から降りてきて、もうすぐ収穫というような農作物を根こそぎ食い荒らしてしまう…。
そういう農家の方達のために出動している訳で、本当にヒグマ駆除がそもそものお仕事ではないと思います。
狩った動物はジビエとしてお店に並ぶこともあるし、少し分けていただいて自宅で食べることもあるのだそうです。
狩猟には、2つの種類があります。
- 「登録狩猟」とは、狩猟免許を取得後に都道府県に狩猟者登録をして狩猟をすること
- 「許可狩猟」とは、有害鳥獣捕獲などのために許可を受けて狩猟をすることです
収入を得る方法もこの2つでは違いあります。
- 登録の方は、狩った鳥獣の肉などを売ることでしか収入を得られません。
- 許可の方は、被害防止計画に貢献したということで報奨金が出ることで収入を得るのです。
いずれにしても、簡単なお仕事ではありませんね!
野生動物はジビエ料理の流行もあり、人気もありますし、ツノや皮などもアクセサリーやインテリアとしても需要があります。
↑ 突然そこにいると確かにビックリします…
キャンプや伊豆方面の旅行の時に何度か車とかからみかけました。
許可狩猟をしようと思えば、地元の猟友会への加入が必須です。
今回の砂川市の一件は、猟友会としては「ハンター」を守るための判断だったのは明らかですね!
他の動物に比べ、最も危険なヒグマに対するのですから、ハンターも命懸けです。
実際に民家や人間に被害があったわけでもないのに、猟銃の所持を剥奪されたら…悲しいじゃ済みませんね!
↑ 銃の免許取得も簡単なことではないのですね…
研修にも通い、3,000万円以上の保障が出来るという証明も提出し、試験料や登録料、狩猟税も支払って猟を行っているのです。
市町村と警察、そして猟友会のメンバーが納得して行っていける「ヒグマの駆除」でなくてはならないですね…。
出来ることなら殺したくはない…
それは誰もが思うことですが、ここまで被害が拡大するとなんとかしなければならないのもまた現実なんだと思います…(´;ω;`)
余談ですが、ハンターが一番撃ちたくない動物は何だと思いますか?
「猿」なんだそうです…。
↑ 本当に仕草が人間にそっくりです…
猿は容姿も人間に近く、銃を向けると両手をすり合わせて祈るような素振りを見せるのだそうです。
それを聞いたとき、心がめっちゃ「ドクン」って音を立ててしまいました。
誰もが出来るお仕事ではないのです。
必要なお仕事でもあるので、充分話し合って、最良な方法を見つけてほしいですm(__)m