外務省の海外安全ホームページの地図のことです。
現在は、コロナウィルスでレベル3の「渡航中止勧告」が多くの国に出ています。
その他の国でもレベル2の「渡航はやめてください」になっています。
通常ではレベル1の「十分注意してください」であっても、行くことはない海外旅行ですが、ここまで全世界が紫色に染まった外務省のページは見たことありません。
↑ https://www.anzen.mofa.go.jp/
から引用しています。
そして、日々レベルの引き上げが更新されています。
レベル3になっている国と地方は、3月31日の時点で、73ヵ国(地方)に及んでいます。
茂木外相も「よほどの事情がない限り、海外への渡航はやめていただきたい」と声明を出しています。
この状況で旅行や出張に行こうと思う個人や会社も無いと思いますが、今一番大変なのはそれらの国に留学している学生や仕事で転勤している家族かもしれません。
私が娘と韓国釜山に行った時(1月)は、まだまだ釜山にも感染者は出ていなかったのです。
それを考えると、約2ヶ月ちょっとであっという間に世界中に感染者が広がり、大勢の人が亡くなったというそのスピードには驚くばかりです。
当然入国も厳しくなっており、空港の検疫所では、
- 質問票の記入
- 検温
- 症状の確認
- 全員にPCR検査
が行われ、空港のスペース、検疫所長が指定した施設、自宅などで検査結果を待つことになるのですが、自宅を選んだ人には条件が課せられます。
- 症状がない事
- 帰りに公共機関を利用しないこと
- 公共施設に宿泊は出来ない
という条件です。
守らない人もいたというニュース(沖縄在住の女性)もありましたが、ここはしっかり厳しい罰則を決めて守ってもらうしかないと思います。
海外からの帰国者が感染源になっているケースが本当に多いですから…( ;∀;)
症状も出ない人もいることから、完全に隔離が難しいコロナウィルスはやっぱり鎖国的な方法しかないのだと思います。
感染者を入れてはいけないし、出してもいけないということですね。
確実に増えてきている日本の感染者数を食い止めるにはやっぱり首都封鎖なのかもしれませんが、地方でも少しずつ増えています。
封鎖するのは首都だけでいいのか…そこも疑問です。
↑ 人の気配が消えた空港は本当に寂しい…
アメリカやイタリアから学ぶことも沢山あるけれど、私は韓国のやり方に注目しています。
早いうちからドライブスルーでAIを使ってのPCR検査を行い、明らかな感染者数を素早く公表してきました。
この方法は多くの医師の手を借りずに、また最小限の移動で検査できる素晴らしい方法だと思います。
また素早く公表することでしっかりと現実を見せ、「まだ大丈夫」というような意識を持たせないことに成功しています。
何故このような方法をマネしないのでしょう。
自分がコロナなのかもわからない原因不明の発熱を家で待機しながら電話をし、検査まで10日を要するようでは死者は増える一方かと思われます。
韓国の、軽症者は生活治療センターという施設で医療スタッフのいる体制下で経過観察し、医療崩壊を防ごうという対策も早かった。
感染者の動線を全て公開したうえで、症状の出ない感染者も14日間は自宅で徹底隔離を行ってきた。
この辺の対応も見習わなくてはいけないと思います。
広がりを極力防いで来れた韓国には学ぶことが沢山あると思うのです。
給付金などについても、マイナンバーカードなどで情報が取り切れていないから自己申告などに手間取るのだろうと思います。
マスクをして自ら役所に申告に行くというのもリスクがあるし、対応する公務員も相当な高リスクですよね。
韓国はこの辺も「住民登録証」に情報が紐づけられているので、様々な対応が早いという訳です。
悪いところは見習わず、良いところは見習うということをどんどん政府が自らやっていってほしいなと思うのです。
↑ 感染予防としてのマスクも大事だと認識してきた西洋の人も多い
逆にアメリカなど西洋の文化がコロナには大敵である面も見えてきました。
- 「マスクは少なくとも飛沫感染には有効なのではないだろうか」ということも西洋の感染拡大の速さから学びました。
- 「普段から手を洗い、うがいをする習慣」も確実に全世界が励行すべき慣習だと日本の教育を誇らしく思います。
国 ・地域別の海外安全情報のマップについては、少しずつ紫が薄紫に…そしていずれ全て色がなくなる日が待ち遠しいです。