普通に船旅をする上では、絶対に通過することもない海ではありますが、知っていて損はなさそうです。
同じ視点で3つというのではなく、3方向から「危険」と思われる海をあげてみたいと思います。
- 消える海
- 汚い海
- ダイバー注意の海
それぞれについてそれがどこにあるのかを交え、お話してみたいと思います。
1.消える海
皆さんも恐らくご存知の「バミューダトライアングル」です。
場所はフロリダ半島の先端・プエルトリコ・バミューダ諸島の3方を結んだトライアングル(三角形)で囲まれた海のことを示します。
↑ http://j.people.com.cn/n3/2016/0316/c95952-9030702.htmlより引用させていただきました
古くから、
- 飛行機・船がそれごと消えた
- 何も船などに損傷もないのに人だけが消えた
など、非科学的な説明のつかない事故が多発している地域です。
沢山の事件のうち、原因解明がなされているものもありますが、多くの事件が謎のままになっています。
数で言えば100年の間に、100以上の飛行機や船がいなくなり、1,000人以上の人が消えているのです。
こんなにも「バミューダトライアングル」が注目された経緯は、チャールズ・ベルリッツ著の「The Bermuda Triangle」(邦題:謎のバミューダ海域)の出版からでした。
ですが、この海域ではメキシコ湾流の強い流れもあり、気象状況によって偶然引き起こされた事故、パイロットや操縦士などの「空間識失調」が原因であるという説もあり真実はわかりません。
2.汚い海
これはどこということではなく、「中国の河川から流れ着く海」が汚くてヤバいということです。
中国は元々一人当たりの水資源が世界平均の4分の1に過ぎないくらい水不足問題を抱えています。
それなのに湖や河川の汚染が深刻化し、湖面にアオコが多く繁殖するという問題もあり、4つの大きな川のうち黄海と南海の水質は比較的良好ですが、渤海と東海 の水質汚染は進行し続けていると言います。
↑ World’s worst marine polluters named and shamed – The New Economy
より引用させていただきました
藍藻アオコの 80%は毒素を 持っている「ミクロキスティス」で、毒性物質を多く含むことから、 水源地は脅威にさらされています。
↑ https://www.recordchina.co.jp/pics.php?id=73275より引用させていただきました
経済発展によって汚染されていく水により、経済に歯止めがかかってしまうというような悪循環が起こっているのですね。
中国では水道水を飲まないでください。
上海で洗面のとき口に含んだことがありますが、結構金属っぽい嫌な口当たりでした。
子供たちには購入した「volvic」のお水で歯磨きをさせていました。
3.ダイバー注意の海
場所的にはエジプトのシナイ半島の東部に位置するダハブという村がある地域の海です。
↑ 何の変哲もない普通に美しい海岸ですが…
ダイビングスポットとしても有名で、「ブルーホール」と呼ばれる浅瀬に穴が開いたような地形になっているところがあります。
↑ https://ailovei.com/?p=93915より引用させていただきました
このブルーホールとは、かつては鍾乳洞や洞窟がなんらかの地形変動によって水没し、海に沈んだ状態になっている部分のことです。
ダイバーを魅了する美しい海であるとともに、最も危険な場所でもあります。
ブルーホールに辿りつくまでの経路がアーチ型になっていることから、見た目よりずっとその長さが長いのです。
そしてめちゃくちゃ美しいのです!
そのため、気軽に入り込んだものの、なかなか出ることができずにパニックになってしまうダイバーが後を絶たないのです。
それが、ここのブルーホールの別名が「ダイバーの墓地」と呼ばれる所以です。
↑ https://ailovei.com/?p=93915より引用させていただきました
ダイバーの慰霊碑まであるので、現実味を帯びてきますね…
いかがでしたでしょうか…。
どの恐怖もかなり厳しいものだったかと思います。
私も大好きな海ですが、様々な場所があって必ずしも安全で美しい海ばかりではありません。
ですが、私たちが守れる地球環境の大きな指標でもある海の水質に関しては、なんとか小さな努力を惜しまずやっていけたら良いのではないかと思います。
そして、水の事故が増えてしまう夏場を前に、今一つ「自然の厳しさ」という視点でも河川、海、湖、沼などに潜む危険のことも考えてみたいですね(#^^#)