私は「緑内障」があると診断されて約2年が経過しています。
緑内障とは、眼圧が高くなっていき、やがて「視野の一部が欠けてしまう」病気です。
子供の頃からではないし、角膜や網膜の剥離や病気から来るものではありませんので「原発緑内障」という種類になると思います。
その「原発緑内障」にも2種類あって、
と言います。
目には房水という水が流れています。
房水は血液の代わりに栄養などを運んでくれる大切な水なんです。
房水は毛様体でつくられてシュレム管から排泄されるのですが、この房水の圧力で目が保たれているんですね!
↑ 人間はかなり目を酷使しているのだと思います。
まさにこれが「眼圧」なのです。
眼圧が高くなると緑内障を発症しやすくなります。
緑内障になると、目の中心からやや離れたところに暗転(見えない点)ができます。
だけどこれに気づくのはとても難しいのです。
この暗点がどんどん広がってしまうのですが、なかなか本人がそれに気づくことはないところが緑内障の怖さです。
目は2つあるので片方の目が補ってしまい、不自由なく見えているように錯覚している間にどんどん暗点は広がっていきます。
「視力が落ちて来たかな…」位の状態が続いてそのうちに日常生活に支障が出てくるほど目が見えにくくなって気づくことが多いそうです。
一度暗点してしまった部分は矯正されることはありません!
だからこそ、緑内障は「早い発見」がとても大事なんですね…。
私は結膜炎からの目の充血で眼科に行き、検査で判明しました。
まだまだ初期の段階だったので、点眼薬で「進行を食い止める」治療を始めました。
毎朝両目に点眼するだけなので、それほど大変でもないし、後遺症的なものもありません。
↑ こちらが毎朝使用している点眼薬です!
ですが、私の場合は房水が流れる道が狭くて、水の流れが妨げられる可能性が高いことがわかりました。
これは「原発閉塞隅角緑内障」という更に良くない緑内障の予備軍のようなもので、詰まってしまうと「発作」が起きて取り返しのつかないことになるかもしれないということでした。
眼下の病気で一番救急車を呼ぶ病気がこの「発作」なんだそうです。
発作とは、「目の激しい痛みと頭痛」が起こり、激しい吐き気などに見舞われるので救急車を呼ぶ方も多いのだそうです。
長い時間放置すると最悪は「失明」ということになるのだそうです。
この発作の予防のためには、「レーザー治療」が有効なんだそうです。
レーザーを「虹彩」という部位にあてて穴を開け、房水の流出を促進させます。
実は、先週と先々週に片目ずつ、この治療を受けてきました。
レーザー治療は比較的安全な治療法で、入院などの必要もなく、痛みもほとんどありません。
↑ https://www.baba-ganka.com/laserより引用させていただきました
こんな感じの機械の前に座っての治療です!
点眼麻酔はしますが、所要時間は5分ぐらいだったかと思います。
翌日になれば会社や遊びにも行けちゃうので、日常生活には全く支障はありませんでした。
これで暫くは眼圧も落ち着いてきているようなので、進行を食い止める点眼薬でしばらくは行けそうです。
今後視力の低下が考えられるとしたら、それは「白内障」によるものだろうということです。
私は「白内障」も初期段階ですがあるので、視力が低下してきたら手術することになりそうです。
現在の視力は裸眼で0.6で、メガネで1.2まで見えるので日常生活ではほとんど問題はないです。
普段はメガネなしでも全然大丈夫なくらい視界も良好ですし、運転の時だけメガネをかけます。
(老眼はどうしょうもないので、仕事やPCをやる時は視力に合わせてつくった老眼鏡をかけています)
↑ 視力と眼圧の検査は定期的にした方がいいと思います
何故こんなことを記事にしているかと言うと、「自分の緑内障に気づかないでいる人の多さ」にビックリしたからです。
なんと、40歳以上の方の18〜20人に一人が「緑内障」なんですって!!
私のように偶然に発見される人はわずかで、「視力落ちたな」「年で見えづらくなったな」と感じても眼科に行かない人も多いそうです。
↑ https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_547.htmlより引用させていただきました
こちらの例は真ん中に近い部分が欠損しているのでわかりやすいですが、もっと端の方が欠損することが多く気づきにくいのです。
↑ https://www.machida-hp.com/treatment_ryokunai.htmlより引用させていただきました
黒く欠損してしまうとこんな感じになってしまうことも…
どうか、何か変だなと思ったら躊躇わずに直ぐに受診してほしいと思います。
本当に目は大事ですよね!!
私はこれからも旅行や映画を楽しみたいし、ブログも書いて行きたいので、眼科の先生と話し合いながら自分の目とじっくり向き合っていこうと思っています。
緑内障の「視野検査」はとても簡単です。
是非早めに受診してくださいm(__)m
早い治療で未来が大きく変わってくると思うんです(#^^#)