日曜日に息子が暇そうだったので「AKIRA」を観ようと誘ったらめずらしく車で連れて行ってくれました。
ユナイテッドシネマとしまえんで4Kリマスター版「AKIRA」をIMAXで観てきました。
AKIRAの連載が「ヤングマガジン」で始まったのは1982年で息子もまだまだ産まれていませんでした。
↑ 「AKIRA」そこまで古さは感じられません!
そして1988年に映画化されました。
当時では破格の10億円という制作費と3年という月日が掛かったこの映画は、アニメ界において、国内外に大きな影響を与えました。
時はバブル期だったこともあって、その凄まじい時代の流れを大友克洋監督はノスタルジックな昭和初期を残したネオ東京に反映させたのかもしれません。
時代は2019年、世界は第三次世界大戦を終えたばかりで、翌年にオリンピックを控えていました。
まるで、ここら辺は予言のようではありませんか!!!
戦争は無かったものの、ちゃんと2020年にオリンピックが東京で開催されることを32年前に予言していたとも言えるのです。
映画を見るとわかるのですが、開催されることが不可能になって延期される訳ですが、事情は違うものの延期という現実すらも予言されていたかのようで驚かされます。
映画の中で東京は新しい時代を迎えており、「ネオ東京」と呼ばれています。
職業訓練校に通う2人の不良少年がバイクを走らせ、奇妙な男と遭遇するところからはじまります。
2人の名前は「金田」と「鉄雄」です。
負傷した鉄雄が連れ去られた先は軍の研究所でした。
- 人体実験をされた鉄雄はどうなってしまうのか。
- 金田は親友鉄雄を助けることが出来るのか。
- 金田が警察でナンパしたケイという女性はどこの誰なのか
- 題名にもある「AKIRA」とは誰なのか
これ以上語ると全てを語りたくなるので辞めておきたいと思います。
この映画の凄いところは、とにかく綿密に描かれた人体やバイク、機械の細部です。
その動きがまるでスローモーションのように頭にこびりつきます。
壮大なSF?
いやどこかヒューマンドラマでもあり、メカニカルなアクションアニメでもあります。
この映画の結末まで観ても、そこに答えがあるのかどうか、私にはわかりませんでした。
終わってもなお、課題を突き付けられたように感じる映画でした。
ひとつだけ言えることは、世界に「AKIRA」というアニメが与えた影響は凄いものだったということだなと思います。
映画「ブレードランナー」からも影響を受けている気がするし、その後はアニメ「功殻機動隊」にも影響を与えたような気もします。
そんなことを考えながら、息子とラーメンを食べようとしたのですが、
- 絶対にオープンしている
- 空気の流れが悪くない店
- 映画の気分を持続できる場所
ということから選んだのが、千駄ヶ谷の国立競技場の前に位置するラーメン店「ホープ軒」でした。
AKIRAのラストシーンもオリンピックに向けて工事が進む「国立競技場」でした。
↑ 一階部分は立ち食いのスペースがあります。
こちらのラーメンは豚骨ながらもとてもさっぱりとしていて大好きなんです。
昭和35年創業ということで、私より古いお店です!(笑)
2人ともラーメン(800円)をいただきました。
↑ 映画を思わせるレトロな雰囲気漂うラーメン!
お店の窓からは工事中の「国立競技場」が良く見えました。
2階席は目の前が窓になっていて、換気も良いのでお薦めです!
↑ 二階の窓からの景色です
ホープ軒について
住所:渋谷区千駄ヶ谷2-33-9
電話:03-3405-4249
営業時間:24時間オープン(現在はこの体制に戻っているようです)
休業日:年中無休
駐車場まで歩く間、いろいろな角度から競技場の写真を撮ることもできました。
↑ 食べた後はしっかりと歩かないとまずいことになります…
息子は無口であまりしゃべってはくれませんが、かなり久々の2人ご飯でした。
やっと舞台の顔合わせが始まったみたいで、順調にいけば秋には楽しみが増えそうです。
色々な職業の方達が路頭に迷ってしまうような、「コロナで自粛再び」は勘弁ですね( *´艸`)
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