結構韓国でも日本でも話題になっているようだったので、主人が観たいというのもあって視聴しました。
6話しかないのであっと言う間に観終わります。
感想を一言で言えば、「なんじゃこりゃ!!」です。
好きか嫌いかと言えば「嫌い」の部類でした(笑)
嫌いな理由は、
- グロすぎる
- あり得なさすぎる
- 集団心理が怖すぎる
- そんな所に「神」を使うな
という感じかもしれませんね!
韓国にはキリスト教の信者が多くいるのに、苦情がこなかったのか??という所も感じました。
内容を端的に言うと、「悪いことした人には神が現れて死を予言し、その時刻になるとゴリラのような巨人が無残な方法で殺しに来る」というものです。
内容は本当にそれ以上でもそれ以下でもありません。
それしかないのです。
だから最初に「この人が主役かな?」と思った人がどんどん死んじゃいます。
全編を通して生きていたのはミン・へジン弁護士(キム・ヒョンジュ)だけです。
故に、彼女が主役ということなのかもしれませんが途中何話かは出て来なくなります。
舞台が警察であったり、テレビ局であったり、「矢じり」と呼ばれる新興宗教の恐るべき信者たちの暴行現場だったりするのでまとまりもありません。
そうなると視点はどうしてもその「ゴリラのような神の使者」に向けるしかなくなります。
↑ https://virtualgorillaplus.com/drama/hellbound/より引用させていただきました
新興宗教の怪しさが表現されているかと言うとそれも違います。
怪しいんじゃなくて、「新真理会」という宗教集団の創始者が亡くなった後のこの集団は単純に犯罪組織という感じです。
そして実はこの「新真理会」の創始者チョン・ジンスを演じているのは私が「成均館スキャンダル」でのコロ先輩で大好きになったあのユ・アインさんです!!
↓ その時の衝撃はこちらを読んでみてください
現代劇では「バーニング劇場版」以来久々のアインさんを堪能しました(笑)
↑ https://www.cosmopolitan.com/jp/k-culture/korean-entertainment/a38338391/hellbound-netflix-kdrama-211124-hns/より引用させていただきました
悪役?でしたが、久々のユ・アインさんです(#^^#)
彼は、「被害者はみな罪人で、これら事件は人類に正義を行えという「神の意図」なのだ」と信者に信じ込ませて、自ら告知を受けたことを告白して第一話の主人公(刑事)の前で死んでしまいます。
その後を継ぐのが元神父様ですがとっても悪い奴なんですよ!
そうなるとこの新興宗教を信じさせるためならどんな悪い事だってやってしまう訳で、もはや悪が悪と組み、普通の人を騙す構図が出来上がっています。
↑ https://www.cinematoday.jp/news/N0127228より引用させていただきました
怪しいユーチューバーのような存在もまた信者です。
最後まで謎なのがこの突然浮かびあがってくる告知をする大きな顔面(神と呼ばれている)と殺しにやってくるゴリラのような生物です。
- 罪人だけが裁かれるのであれば、それを覆してしまうような「赤ん坊」への告知とはいったい何??
- 確実に仕留めるはずのゴリラのような生物は父母に守られた赤ちゃんを殺せなかったのは何故?
- 最後の最後に形がなくなってしまった遺体から人が再生するのは何故?
と疑問ばかりを残して6話が終わってしまいます。
監督は「新感染ファイナルエクスプレス」のヨン・サンホです。
その全体的に暗い映像も、その展開の早さも確かにサンホ監督だと思わせる要素が沢山ありました。
↓ 新感染ファイナルエクスプレスの記事はこちら
続編が作られるのかどうかは現時点ではハッキリとはしていないようです。
よく「イカゲーム」と比べられていますが、イカゲームは観ていませんが、私は娘の感想からしても「イカゲーム」の方がかなり面白いのではないかと予想しています。
↑ Netflix上の韓ドラだけで追い切れていませんが、イカゲームも観たい!
罪を犯した人(大罪とは言えない)をある種の人間集団が「自分たちに都合よく裁く」ような恐ろしさがありました。
それとは全然ことの大きさが違いますが、「マスクをしない人」を「マスクをしている人」が責めるという集団心理のような怖さを、うんと酷いものにしたらこんな感じかもしれません。
設定としては日本の「デスノート」も近いかもしれませんが、それよりずっと残忍で激しいです(;´Д`)
個人的には続編が出たら、正体を知りたいから観ちゃうかもしれないけど、あまり好きじゃなかったです。
そして、ユ・アインさんは時代劇の方が似合うけど、やっぱり演技の振り幅が大きい素敵な俳優さんだなと思いました(#^^#)