済州島が舞台のホンワカしたドラマで、暖かい家族や友情を育むならこんな島がピッタリよね…って思えるドラマでした。
登場人物はみんな「純粋」!!
主人公のサムダル(シン・ヘソン)とチョ・ヨンピル(チ・チャンウク)は幼馴染の関係。
サムダルは次女として生まれ、ヨンピルは長男で一人っ子でした。
生まれたのもほぼ一緒の時間で、母親同士は大親友だったのでずっと兄弟のように過ごしていました。
島を出てビッグになりたいと思っていたサムダルは、大好きだったカメラの道に進み、ソウルで大成功します。
二人は当然のように高校時代は付き合っていましたが、とある事件がきっかけで別れ、サムダルは逃げるように島を出てカメラマンとしてソウルで生きていくことを選んだのです。
一方ヨンピルは済州島に残り、気象の仕事に就いていました。
↑ https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2233077より引用させていただきました
ヨンピルは気象庁の誤報で海女だった母を亡くしていました。
そのせいもあってヨンピルは、愛するサムダルの母や親友たちの母も海女だったため、彼女たちを守れる気象予報士の道を進んだのです。
ソウルで昇りつめたサムダルでしたが、アシスタントの裏切りで失意の中、済州島に戻ってきます。
そんなサムダルと様々な問題を抱えて帰ってきた長女と三女の三姉妹を一気に迎えた母と父も温かく、仲間もみんな優しかったのです。
↑ https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2233077より引用させていただきました
二人の幼馴染の恋愛の影で、色々な恋が進行していきます。
- 長女は別れた財閥の息子である元夫と再会
- 三女は娘がふとしたことで出会ったイルカ保護施設の代表をする青年との恋
- 二人の仲間の一人サンドのサムダルへの片想い
などなど色々な恋が展開していきます。
大自然がいっぱいの済州島ならではの景色、イルカのこと、海女の生活、変わりやすい島の天気なども物語に大きく影響していきます。
生まれ育った土地と仲間がカメラマン・サムダルを甦らせて行くところがこのドラマの一番の見どころですね!
昔親友だったサムダルの母とヨンピルの母。
どんな風にその家族間の関係が壊れてしまったのかのかもだんだん見えてきます。
このドラマを観て、一番思ったのは「故郷は温かかった」ということです。
↑ https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2228947#google_vignetteより引用させていただきました
仲間がいることでこんなにも元気になれるのか…と思いました。
私には故郷と言っても生まれた「横須賀」を2歳で離れたため、友人もいませんし2人の弟家族がいるだけです。
「故郷」に対する憧れのようなものは常にあります!
そしてこれはドラマ故の誇張かもしれませんが、本当にみんながみんな「純粋」で「幼い」ということでした。
- すぐ熱くなって言い合いをする
- すぐお酒を飲みすぎて潰れる
- すぐ噂を広めてバレバレになる
こんなにもストレートに友人とぶつかったり、喜びあったり出来るものなのでしょうか…。
こんなにも全力で友人のことで困難に立ち向かって行けるものでしょうか…。
今の日本の「ちょっと距離を置いた関係」をもどかしく感じるくらいド・ストレートな感情表現が面白かったです!
ソウルのドラマとも違う、島でありながら田舎っぽい雰囲気もまた新鮮でした。
↑ サムダルリへようこそ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイトより引用させていただきました
済州島には行ったことがないので、一度行ってみたいな…とも思いました。
チェジュで育ったカメラマンはやっぱりチェジュの風景や人を撮らせたらバッチリ決まるものなのかな…とか当たり前のことをしみじみ感じたりしました。
ヨンピルも自分の夢を叶えるためにスイスの気象庁に行く場面もあります。
それぞれが自分の夢を叶え、それでも心でしっかり繋がっていることが本当に幸せなのかもしないなって思いました。
↑ https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2233092より引用させていただきました
このワンチャンの名前も「サムダル」で、この犬舎は「サムダルの家」なのです(#^^#)
傍にいて一緒に暮らすことだけが「愛」ではないのかもしれません。
その後のことは語られていませんが、きっとどちらかがどちらかの傍に来て未来はずっと一緒なんだろうなと想像できました。
まるで暴走族のような海女さんの集団がとてもいい味を出していました。
↑ 済州の海と空は素敵だったなぁ…
済州島にはいつの日か絶対に行ってみよう!
そんな風に思えるほど魅力的な島でした(#^^#)